観・大英博物館日本美術コレクション『百花繚乱』。

大英博物館日本美術コレクション『百花繚乱』

2026.09.08 tue 10:00


大英博物館収蔵モノとはいえ
浮世絵系は散々鑑賞したし
あんまり乗り気じゃなかったんだけど
まだ一度も鑑賞したことがない
狩野重信の襖絵が見れると聞いて参上した。

大英博物館日本美術コレクション『百花繚乱』

場所はお馴染みの東京都美術館。

開館時間に30分遅れたがゆえ
15-20分ほどの行列に並ぶ羽目に(涙)

大英博物館日本美術コレクション『百花繚乱』

早速お目当ての襖絵。

もちろん大人気の作品だ。

もともとは奈良県桜井市・多武峰にある
「談山神社」の学頭屋敷「竹林坊」の
内部を飾っていた障壁画群だったそうな。

その障壁画群の制作を任されたのが
狩野永徳の弟・狩野宗秀の門人・狩野宗眼重信。

がしかし、、、

不幸にも廃仏毀釈の影響で
存続や維持費の捻出、あるいは
職を失った僧侶らの生活資金のため
什宝や仏像、障壁画などをやむなく売却
これら障壁画群も美術品として散財することに。

大英博物館日本美術コレクション『百花繚乱』

散財した先は以下の3カ所。

・日本(青森県中泊町・旧宮越家所蔵):《春景花鳥図襖》
・イギリス(大英博物館所蔵):《秋冬花鳥図襖》
・アメリカ(シアトル美術館所蔵):《琴棋書画仙人図襖》

こららの障壁画群が本展覧会によって
なんと150年ぶりに再会したというわけだ。

大英博物館日本美術コレクション『百花繚乱』

大英博物館日本美術コレクション『百花繚乱』

青森県中泊町・旧宮越家所蔵:《春景花鳥図襖》

雪解けの渓流から満開のヤマザクラへと移ろう春の情景を描いた4面。

1922年に宮越家9代目の正治氏が東京で購入し
宮越家の離れ「詩夢庵」の襖としてしつらえられたもの。

大英博物館日本美術コレクション『百花繚乱』

大英博物館日本美術コレクション『百花繚乱』

大英博物館所蔵:《秋冬花鳥図襖》

秋の紅葉や冬の椿、梅、水辺の鴨や千鳥などを群青と金彩を用いて緻密に描いた4面。

1937年に大英博物館のコレクションに。

大英博物館日本美術コレクション『百花繚乱』

大英博物館日本美術コレクション『百花繚乱』

大英博物館日本美術コレクション『百花繚乱』

シアトル美術館所蔵:《琴棋書画仙人図襖》

中国文人の教養である琴・棋(囲碁)・書・画の情景とともに、張果老などの仙人を描いた作品。

1951年にシアトル美術館のコレクションに。

円山応挙《虎の子渡し》

喜多川歌麿《美人読玉章図》

その他には神護寺の人物像を模写し
それを伝源頼朝像と決定づけたといわれる
源頼朝像(14世紀後半)など大作多数有り。

お見逃しなく。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□

そういう使い方もできるわね。