泣けるほど美しいアートとはまさにこのこと。吉岡徳仁-クリスタライズ in 東京現代美術館。

ウォーターブロック 東京現代美術館 吉岡徳仁 Crystallize tokujin_yoshioka (1)

ウォーター・ブロック


さて、大変お待たせしましたが、昨日ご紹介しました東京現代美術館にて、2013年10月3日から2014年1月19日までの約3か月半に渡って長期開催されています吉岡徳仁 氏初の大規模個展 Crystallized(クリスタライズ)の模様を以下さくっとレポートです。

なお、写真撮影はOKだったのですが、制限が以下2つありました。

1.7か所ある展覧エリアのうち撮影可能なのはウォーターブロックと虹の教会の2か所のエリアのみ。

2.撮影可能なのは携帯電話もしくはスマホのカメラのみ。

よって、一眼レフでの撮影はNGでしたので、800万画素のガラケーで撮影しています。なので、画質は期待しないでネ(汗)ま、一眼カメラレフで実物以上に美しく撮影してしまう強者がいるので、それを排除するのが目的なのかもしれません。実際の展覧会に来たもののネットで紹介されている写真のほうが綺麗だったでは洒落になりませんからね(苦笑)

さて、そのうちのひとつ、ウォーターブロックからご紹介デス。

氷で出来た椅子?と思いがちですが、決してそうではありません(笑)

ウォーターブロック 東京現代美術館 吉岡徳仁 Crystallize tokujin_yoshioka (2)

カメラのレンズでも使用されている光学ガラスで出来た美しいブロックです。因みにこれは椅子仕様ではないそうデス。

ウォーターブロック 東京現代美術館 吉岡徳仁 Crystallize tokujin_yoshioka (3)

因みに周りに見えるしらたきみたいなものは大量の半透明のストローの集合体で、「トルネード」と呼ばれるアートの一種デス。とても幻想的な空間を作り出しています。

ウォーターブロック 東京現代美術館 吉岡徳仁 Crystallize tokujin_yoshioka (4)

外人さんたちも興味津々で見入ってました。

とってもシンプルな作品なのですが、何度見てもホント美しいデス。

虹の教会 東京現代美術館 吉岡徳仁 Crystallize tokujin_yoshioka (6)

続いては「虹の教会」。

吉岡徳仁氏が20代前半の時に訪れた南仏ヴァンスにあった礼拝堂をイメージして作ったというステンドグラス。

虹の教会 東京現代美術館 吉岡徳仁 Crystallize tokujin_yoshioka (8)

500個ものクリスタルプリズムを集積して自然の光を虹色に変化させる試みは圧巻!周りの白い壁に様々な虹色が映し出され、何時間でも見ていたいようなそんな気分にさせてくれる素敵アートです。

虹の教会 東京現代美術館 吉岡徳仁 Crystallize tokujin_yoshioka (9)

そして、「虹の教会」の部屋には座ってもいいウォーターブロックの長椅子「レインボーチェア」も設置されています。

レインボーチェア 東京現代美術館 吉岡徳仁 Crystallize tokujin_yoshioka (5)

先ほどのウォーターブロックの2倍ほどの長さになりますでしょうか。

2010年に森美術館で開催された「SENSING NATURE」の展覧会でも展示されていましたヨ。

レインボーチェア 東京現代美術館 吉岡徳仁 Crystallize tokujin_yoshioka (7)

床下に移ったプリズムの影が美しい!ぜひ生でご覧頂きたいところデス。

レインボーチェア 東京現代美術館 吉岡徳仁 Crystallize tokujin_yoshioka (10)

外人さん達、相変わらず興味津々(笑)このレインボーチェアの透明度の凄さを食い入るように観察してましたよ。

レインボーチェア

このように端から端まで見通すことが出来るんです。

凄いでしょ?

ハニーポップ 東京現代美術館 吉岡徳仁 Crystallize tokujin_yoshioka (12)

ハニーポップと呼ばれるハニカム構造の椅子と植物繊維構造を取り入れたパーネチェアの展覧エリアは撮影禁止なので通路から撮影。因みにハニーポップはニューヨーク近代美術館(MoMA)、ヴィトラデザインミュージアムの永久所蔵品にも選定されてるそうデス。

吉岡徳仁コラボアイテム 東京現代美術館 吉岡徳仁 Crystallize tokujin_yoshioka (11)

吉岡徳仁氏がスワロフスキーやイッセイミヤケなどとコラボレーションした製品たちも展示されています。他にも白鳥の湖、結晶の絵画、ローズ、蜘蛛の糸など幻想的な傑作がこれでもか!と展示されています。

さらに必見は吉岡作品のドキュメンタリー映像。50分とちと長い映像ですが、吉岡徳仁氏の天才ぶりがご覧いただけます。

そんなわけで、ぜひ東京現代美術館で実物を見て泣いて下さいね!

吉岡徳仁-クリスタライズ  展覧会情報

■展覧会名
吉岡徳仁-クリスタライズ

■会期
2013年10月3日[木]―2014年1月19日[日]

■休館日
月曜・ただし10月14日、11月4日、12月23日、1月13日は開館、
10月15日、11月5日、12月24日、12月28日―1月1日、1月14日は休館

■会場
東京都現代美術館(企画展示室B2F・アトリウム、1F・B室、ホワイエ他)

■主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館/日本経済新聞社

■企画協力
株式会社吉岡徳仁デザイン事務所

■観覧料
一般 1100円(880円)/ 大学生・65歳以上 800円(640円)
中高生 600円(480円)/小学生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
お問い合わせ|03-5245-4111(代表)

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