デザインは全く同じ？？？

今から70年前の1945年、
英国のお洒落マスターこと
かのウィンザー公爵
（エドワード8世国王）が

ジョンロブ２代目の
ウィリアム・ロブに
ビスポークオーダーしたのが
冒頭画像上段の
ダブルモンクストラップが
特徴の美靴でありました。

で、それから37年後の1982年、
ジョンロブが別注に加えて
既製靴の製造販売を始めた際に

そのウィンザー公爵が
ビスポークした美靴を

WILLIAM（ウィリアム）

と名付け、定番モデルとして
販売開始したのでありました。

それからさらに25年後の
2007年、そのWILLIAMを
ベースに販売開始されたのが
冒頭画像下段の

WILLIAM Ⅱ（ウィリアムⅡ）

になります。

で、この二つのモデル、
一体どこが違うのか？
実は同じじゃないのか？

って疑問がふつふつ湧きまして、
今回購入する気もないくせに
徹底調査した次第デス（汗）

で、以下結論に達しました。

デザインはほぼ同じである。
つまり、70年前のデザインと
特に変わったところなし。

で、唯一の違いが・・・

トゥキャップの縫製部分、
WILLIAMはミシンで縫われた
ダブルステッチ。

WILLIAM Ⅱは手縫いされた
ダブルステッチ。

たったこれだけ！？

70年前にウィンザー公爵が
ビスポークした美靴が如何に
当時から完成度が高かったか、
思い知らされる事実でした。

いつの時代も
身体や足にフィットする
靴や服が最良ってことですね。

そう言えば、
チャールズ英皇太子も
40年モノのジョンロブを
履いてらっしゃいましたね。