フランス人は10着しか服を持たない。

フランス人は10着しか服を持たない

まずはライフスタイルを決めなさい。


タイトルが原題
“Lessons from Madame Chic”と
掛け離れすぎてるなど、
賛否両論の激しかった冒頭の書

「フランス人は10着しか服を持たない」

ですが、思いのほか
楽しく読ませて頂きました。

ただ、著者は日本人ではなく、
実はアメリカ人だったのですね(汗)

で、本書の論旨を掻い摘むと、、、

フランス人は節約志向でも、
無理やり服を減らしてるのでもなく、
自分自身のライフスタイルを
しっかり確立させていることで、

必要な服やモノしか買わなくなり、
スリムなクローゼットや
ミニマルな生活を実現出来ている、

10枚ほどの服を着回して、
オリジナルなファッションを
十二分に楽しむことが出来ている、
ということのようでした。

但し、

本書に登場する
貴族の末裔のフランス人
マダムシックの家族のように、
日本で言えば皇室のように、
先祖代々のライフスタイルが
既に備わっていればよいですが、

自身のライフスタイルなんて
早々簡単に決められるわけもなく、
難易度が高いのも事実かなと。

ボクも50を越えてから
なんとなく形が出来上がってきた?
てなくらいですから(滝汗)

なお、この著者の大好きな
男性ファッションアイテムは
ボタンダウンシャツとのこと。

よく分かっていらっしゃる(笑)

フランス人は10着しか服を持たない
★★★☆☆
著者:ジェニファー・L・スコット
翻訳:神崎朗子

PS.

本書に書かれていたような
ライフスタイルの取捨選択を
徹底的に掘り進めた人物が
スティーブ・ジョブスであり、
あの佐藤可士和さんかなと。