POPEYEをジャケ買い。

ポパイ 2017年9月号 サヌキナオヤ

POPEYE9月号


君の街から、
本屋が消えたら大変だ!

なんていう
自称”書評家”を標榜する
ボクの心をざわつかせるような
タイトルがふられていることと

ご覧の表紙イラストが
なんとなく見覚えのある
ノスタルジーを感じさせる
西海岸風な雰囲気が程よく
漂ってるといるという理由で
迷うことなくジャケ買いデス。

で、気になって仕方ないのは
僕好みのこの表紙のイラストが
一体誰の手によって描かれたのか?

そんなの誰だっていいよ!
と、常人なら軽くスルーですが
そこはマニアックな性格故
おいそれと放置はできません。

早速考察開始デス(笑)

ポパイ 2017年9月号 BEAMS 永井博

まずは本誌のP24にご覧の
大御所イラストレーター
永井博さんのBEAMSの
広告イラストが掲載されてたんで
てっきり永井博巨匠の絵かなと
最初は思ってみてたんですが
よく観察すると人物の描き方が
抽象的でまるで違います。

何冊か作品集を持ってる
鈴木英人さんの絵と比べても
写実性は控えめに抑えられていて
立体感もそぎ落とされてます。

もちろんわたせせいぞうさんとも
まったくテイストが違います。
空の色も薄い水色だし。

で、すっかり途方に暮れて
本誌のContentsでそそくさと
解答を確認してみたところ
このお名前が掲載されてました。

ポパイ 2017年9月号 サヌキナオヤ

Illustration:Naoya Sanuki

サヌキナオヤさん?

実はポパイの表紙や本誌でも
何度かサヌキさんのイラストが
採用されてるらしいのですが
全く存じ上げておりませんでした。

完全にノーマーク(汗)

でも

サヌキさんの作品集を
確認してみたところなるほど!
ポパイで目にしたことのある
エイドリアン・トミネ風の絵が
沢山並んでます。

後学の為に
スパイスに掲載されていた
インタビューを拝読したところ

サヌキナオヤさんは
アートディレクターの
小田島等氏に影響を受けて
イラストレーターを目指したとか。

また、エイドリアン・トミネにも
やはり影響を受けているそうな。

そして、サヌキさんの
資質として特徴的なことは
どんな作品を描いても

“寂しさ”

が表現されてしまうんだとか。

なるほど。
それが独特の描き味に
繋がってるというわけですネ。

今後もポパイのイラストに
何気に”寂しさ”を感じたら
それはサヌキさんの描いた
作品かもしれないってことで
どうぞチェックくださいませ。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□□□□

松本 古本屋

コチラは週末にお邪魔した
松本城のすぐ近くで見掛けた
天守閣風の古本屋さん(笑)

こんな個性的な本屋さんが
万が一街から消えてしまったら
相当に悲しいですよね。

そして

中条あやみちゃんと
こんな愛らしい本屋で
待ち合わせしてみたいデス(笑)