只今鋭意建設中!青海新客船ふ頭ターミナル。

青海新客船ふ頭ターミナル

客船ターミナルは晴海から青海へ。


2020年東京オリンピック開催までに、1991年より東京湾の玄関口であった晴海客船ターミナルが閉鎖・解体され、代わりに只今、現在の青海客船ターミナルの沖合50mほどの海上に「臨海副都心 新客船ふ頭ターミナル」を鋭意建設中なのはご存じでしたでしょうか?

以前にもコチラでご報告しましたが、晴海ふ頭に東京五輪選手村が建設されること、クァンタム・オブ・ザ・シーズをはじめとした高さ60mを超える超大型クルーズ客船が、航路限界高52mのレインボーブリッジの下を潜れないなどといった理由から、小型船から巨大クルーズ客船までオールマイティに停泊可能な新客船ターミナルが青海に新設されてるんデス。

青海新客船ふ頭ターミナル

【source】東京都港湾委員会資料より

まずは東京湾全体を鳥瞰した画像をご覧ください。今回新設される新客船ふ頭ターミナルは、東京湾中心部に近いレインボーブリッジより手前に建設される予定デス。本来なら来航する船舶にはレインボーブリッジを潜ってもらったほうがよりおもてなしのインパクトがあると思うんですが、残念ながら手前で降船してもらうことに(涙)今さらレインボーブリッジの航路限界高を引き上げるわけにもいきませんから、さすがに仕方ないですね。

青海新客船ふ頭ターミナル

上述しました通り新客船ターミナルの建設予定地は、赤で示した青海客船ターミナルの沖合50mほどの海上デス。

船の科学館や東京国際交流館、東京湾岸警察署、氷川丸、東京港湾合同庁舎、日本科学未来館などがすぐそばにあります。ゆりかもめの最寄り駅で言いますと「船の科学館駅」になります。因みにオレンジ色の線が陸地とふ頭を繋ぐ架橋の設置予定地。

青海客船ターミナル

コチラが青海客船ターミナルのエントランス。

船舶停泊による利用があるときにのみ開館されるという臨時的な客船ターミナルで、いつもはほとんど閉館しています。なので、実は相当に寂れた感じデス(汗)

東京都港湾局が青海新客船ふ頭ターミナルに関する立派な映像を制作していますので、まずはそちらをご覧ください。

最大着岸:22万総トン級
岸壁延長:430m
岸壁水深:ー11.5m
岸壁高さ:+3.6m
岸壁幅:30m
ボーディングブリッジ:3基

ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが保有する世界一大型客船「アリュール・オブ・ザ・シーズ(Allure of the Seas)」が、重さ225,282トン、全長362mですので、もちろん接岸可能な設計になっています。アリュール・オブ・ザ・シーズの高さは72mもありますが、レインボーブリッジの外側に完成する埠頭なのでもはや高さは関係ありません。ボーディングブリッジは船舶の高さに合わせた大中小の3基が備わっていますので、どんな船舶でも理論上着岸が可能になっています。

今のところアリュール・オブ・ザ・シーズやその姉妹船であるハーモニー・オブ・ザ・シーズ、オアシス・オブ・ザ・シーズなどより大きなクルーズ船の造船予定はない模様デス。何しろ1艘12億米ドルもするクルーズ船ですからおいそれと造るわけには参りません。

続いて建設工事状況を簡単にご報告します。

青海新客船ふ頭ターミナル

2017年9月21日現在、ターミナル建設の前に陸地とふ頭を繋ぐ橋の建設が船の科学館横で急ピッチで行われています。

ホント船の科学館の真横を通るんですよね。ターミナル部分の建設が始まったら、船の科学館の展望台から改めて撮影したいと思います。

青海新客船ふ頭ターミナル

橋の接岸部分の向こうに見えるのは東京国際交流館と日本科学未来館の建物、そしてゆりかもめの高架。

青海新客船ふ頭ターミナル

ターミナルまで伸びる橋は大型バスも通れるようにするんでしょうか。割と太くて大きな橋になりそうデス。

青海新客船ふ頭ターミナル

この沖合に新客船ふ頭ターミナルが建設される予定デス。現在は特になにも工事は行われていません。

青海新客船ふ頭ターミナル

建設資材だけはスタンバイOK?

青海新客船ふ頭ターミナル

青海新客船ふ頭ターミナル

青海客船ターミナルと並列する青海ふ頭には、湾岸警察署の目の前であるためか、海上保安庁や警視庁の船舶が常時停泊しています。

以上、新ふ頭ターミナルの完成により、もちろん超大型クルーズ客船が目の前で見られるようになるのも楽しみですが、寂寞感の強かった青海ふ頭の風景がこれからどんなふうに変化していくのか、その辺もちょっと楽しみながらウォッチしていきたいと思う次第デス。

また折りを見て建設状況をレポートして参りますネ。乞うご期待。

 

 

 

 

 

□□□ 東雲乃歴 □□□□□□□□□□

初代南極観測船 宗谷

青海新客船ふ頭ターミナルを見学したついでに、船の科学館横に展示停泊されてました「初代南極観測船 宗谷」も見学。

因みに入場は無料ですが、展示及び保存は皆様からの募金で成り立っているそうなので、ぜひ入場料の代わりに募金をどうぞ。

初代南極観測船 宗谷

この初代・宗谷はもともとソビエト連邦(現:ロシア連邦)の注文で戦前の1938年に建造された船だそうデス。その為、耐氷構造になっていたことから南極観測船として砕氷機能が加えられるなど大改造が施され、1956年11月8日に晴れて出港の日を迎えたそうデス。

なお、映画「南極物語」で有名になった兄弟犬「タロ」と「ジロ」の感動秘話は、1958年(昭和33年)2月の第2次越冬隊を乗せたこの初代宗谷が悪天候のために、昭和基地への上陸ができなかったために起こった出来事デス。

初代南極観測船 宗谷

操舵室

初代南極観測船 宗谷

通信室

初代南極観測船 宗谷

お風呂

初代南極観測船 宗谷

機関長寝室(航空長室)

マネキンの顔を何も真っ黒な顔にしなくても・・・苦笑

初代南極観測船 宗谷

調理室

初代南極観測船 宗谷

医務室

ここまでくると下手なお化け屋敷よりよっぽど怖いですヨ(汗)

初代南極観測船 宗谷

昭和53年(1978) 10月1日午後3時、「船の科学館]の発する”WELCOME”の国際信号旗に迎えられた宗谷は、6回に及ぶ南極観測船としての役目と北の海の巡視船としての役目を無事に終え、静かに終焉の地竹芝桟橋に接岸し、引退したそうデス。そして、1979年よりここ船の科学館にて一般公開されています。

皆様もお台場にお越しの際はぜひ宗谷にご乗船を。