もういくつ寝ると~♪
Vermicular(バーミキュラ)
オーブンポットラウンド22cm
【マットブラック】SUMI(炭)
26,250円(税込)
こちらご存じ100年愛せるかもなバーミキュラのホーロー鍋。
今年4月にオーダーを入れたんですが、その時点で15カ月待ち、
入手できるのは来年の7月の予定だったんですが、
先日ほぼ正確な納期がメールにて案内されてきました。
現在のお届け予定 :2013年7月13日
まだまだ先過ぎて実感は沸きませんが・・・(滝汗)
さて、製造メーカーである愛知ドビーさんより
納期のお知らせ以外に以下のような案内も頂きましたヨ。
猛暑の中、職人さんたちが頑張ってくれてます^^
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梅雨に入り、愛知ドビーのある名古屋はとても蒸し暑いです。
今回は工場の中でも一番暑い、
鋳造部で鉄の【溶解】工程を担当している
永田さんにインタビューしてきました!
インタビュアー(以下、イ):すごく暑いですね~!!
永田さん(以下、永):そうなんです!
ここは本当に暑くて、夏場は50℃くらいまで気温が上がります!
イ:痩せるにはいいですね(笑)
永:はい。私もこの工程を担当して5kg体重が落ちました(笑)。
イ:では、【溶解】工程の仕事内容について教えてください!
永:【溶解】はバーミキュラの製造工程の中でも一番最初の工程で、
鉄を1,500度の熱でドロドロに溶かして、
様々な金属を配合することによってバーミキュラに
最適な鉄の材質を作り上げます。
この工程で金属の配合を0.1%でも間違ってしまうと、
鋳物の強度や耐久性が変わってしまうだけでなく、
全く鍋の形ができなくなってしまうことがありますので、
この成分の調整には徹底した管理が必要なんです!
イ:そうですか!まだ鍋の形にはなってないですが、
バーミキュラにとって、【溶解】工程はとても重要なんですね!
それでは成分調整はどうやって行っているのですか?
永:成分の調整は、「発光分光分析機(はっこうぶんこうぶんせきき)」
という機械を使って「溶かした鉄の成分を分析」することで
進めていきます。
まず、炉の中の鉄の温度が1340℃まで上がったら、
「ひしゃく」のようなもので溶けた鉄をすくって、
型に流し込んでテストピースを作 ります。
次にそのテストピースを研磨機で鏡のように
ピカピカになるまで磨き上げます。
この【磨き】が甘いと正確に成分を分析することができないので、
資格認定された検査員のみがこの作業を行うことができます。
もちろん私は検査員の資格を持っています!
そして最後に「発光分光分析機」にテストピースをセットし、
ピカピカに磨いたテストピースに『アルゴンガス』を吹きかけ、
その光の反射 によって成分を分析することができます。
当社では13種類の金属がどのような割合で鉄に含まれているかを
0.01%の単位で管理しています。
その分析結果から、どの金属をどれだけ配合するかを計算し、
炉の中に投入していき ます。
そして配合した後、もう一度分析をして、
13種類の金属が基準どおりに配合されていることを確かめてから、
砂でできた型の中に注ぎ込んで バーミキュラの形になります。
現在当社では一日10回鉄を溶かしてますので、
一日20回 分析をしていることになります。
イ:それは大変ですね!この計算を間違えてしまったら大変ですね!!
永:そうなんです。
数年前、計算を間違えて3時間以上工場を止めてしまったことがあって、
社長にすごく怒られました。
イ:そういうこともあるんですね。
では、バーミキュラを使った料理で一番好きな料理は何ですか?
永:無水カレーです!
以前は普通の鍋でカレーを作っていたのですが、
バーミキュラで作るようになってから、
以前とは味が全く違い、それ以来晩御飯がカレーの日が楽しみになりました。
以前、奥さんはカレーを好んで食べなかったのですが、
バーミキュラで作るようになってからは「美味しい!」
と言ってよく食べています!
イ:いいですね~~~!奥様がつくるカレーおいしそうですね!
それでは最後にお待ちいただいているお客様へ一言お願いします!
永:長い間お待たせし申し訳ございません。
一日でも早くお客様にお届けできるよう心を込めて作業しています!
いかがでしたか?工場の様子は少しでも伝わりましたか?
こうして職人たちによって丁寧に作られております。
お届けまでお時間頂戴し、申し訳ございませんが、
しばらくお待ちください。
それでは来月の配信を楽しみにお待ちくださいませ。