こちら米国シカゴにあるHOWEEN LEATHERの工場デス。

AKDENやAllen Edmondsなど世界有数の靴メーカーに
履けば履くほどピカピカに輝く希少なコードバンレザーを
提供している皮革工場として
靴好きな方で知らない人はもはやいない存在ですよね。

それもそのはずコードバンレザーを一貫生産出来るのは
世界でもこのホーウィンと日本の新喜皮革だけとも言わたり、
また、欧州のコードバン原皮を仕入れることが出来るのも
ホーウィンと新喜皮革だけとも言われてるくらいなんです。

因みにコードバンとは欧州で食肉用として生産されている
農耕馬の臀部から採れる希少な皮革のことです。
臀部の分厚い革に守られた厚さ2mm程度のコードバン繊維を
丁寧に表と裏から削り出して採取する必要がある為、
宝石採掘のようであるとして革の宝石とも呼ばれています。

今回そのホーウィンレザーのコードバン製造過程の
貴重な映像をAllen EdmondsとのコラボPV中に
見つけましたので、ぜひご覧下さいませ。

まずはその前に製造工程を簡単にご説明しますね。

こちらが社長のスキップ・ホーウィン氏。

多分、創業者の三代目にあたります。

そして、こちらがその息子のニック・ホーウィン氏。

以上の二人が1905年創業以来のコードバン製造工程を
先祖代々より受け継いで守り抜いているわけです。

欧州から輸入されたコードバン原皮は冷蔵や原皮処理など
数か月の前処理がされた後、こちらの木製ピット槽で
タンニン鞣しされるのが特徴です。

このタンニン鞣しによって皮がとても柔らかくなり、
そして、腐りにくくなり、革へと変化するのです。

ピット槽でなめされたコードバンレザーを
メガネの形状にカットする工程です。

もともとメガネの形をしてるわけじゃないんですね。

メガネの形状にカットされたコードバンを染色後
乾燥させている工程です。

乾燥させたコードバンを板に張り付けて、
革を平らにする工程です。

そして、光沢を出す為のグレージングが行なわれた後、
職人さんが最終仕上げして完成デス！

ぜひ詳細は以下の映像をご覧になって下さいませ。