真っ赤に燃える円覚寺。
北鎌倉の紅葉、恐るべしデス。
そんなわけで、
この冬こそは美しい紅葉をと
「孤独のグルメ」ならぬ
「孤独の巡礼」気分で
北鎌倉にお邪魔して参りました。
そして、
孤独の巡礼の地として
最初に選んだ神社仏閣は
北鎌倉駅から徒歩1分の円覚寺。
※「えんかくじ」ではなく
「えんがくじ」が正しい読み方。
入口にある総門前、
いきなりの紅葉でお出迎え。
さて、この円覚寺と言えば
13世紀後半、2度の元寇から
日本を守った男として知られる
鎌倉幕府8代執権・北条時宗が
元寇での戦没者の菩提を弔う為、
そして、その過酷な戦い中、
北条時宗の精神的支柱となった
禅道を広める為、1282年に
創建されたと伝えられています。
もちろん北条時宗の廟所も
円覚寺の中にありますよ。
こちらが総門。
山号は瑞鹿山(ずいろくさん)、
正式名称は瑞鹿山円覚興聖禅寺、
鎌倉五山第二位に列せられます。
開基は北条時宗、
開山は中国から渡来した僧
無学祖元(むがくそげん)デス。
またの名を仏光国師。
平日の朝10時にも拘らず
ご覧の通り入口には長蛇の列。
因みに拝観料は
子供100円、大人300円。
紅葉は7分程度でしょうか?
まだまだ見頃には間に合うかと。
総門の次に現れたのは山門(三門)。
円覚寺は過去何度も
火災に見舞われてるらしく、
この山門もその限りではないそうで、
1785年に大用国師誠拙周樗によって
再建されたと伝えられています。
「円覚興聖禅寺」の額字は
伏見上皇(1265 – 1317年)の
勅筆とされるそうデス。
山門の全体像デス。
山門の向こうに見えるのが仏殿デス。
仏殿。
関東大震災で倒壊し、
1964年に再建されました。
仏殿内。
ご本尊は冠を被っていることから
宝冠釈迦如来と呼ばれ、
華厳の盧遮那仏(るしゃなぶつ)
とも称されています。
天井画の「白龍図」。
再建の際、前田青邨の監修で
守屋多々志画泊が描きました。
居士林(こじりん)。
選仏場(せんぶつじょう)。
1699年に
伊勢長島城主 松平忠充が建立。
以上で円覚寺は終わり!
ってわけではありませんでして、
実はまだまだ続きがございます。
また日を改めましてレポートを。