ライオンの剛胆さとキツネの狡猾さを併せ持つプーチン。

Putin ロシア プーチン大統領

その男、狂気かカリスマか。


かの歴史作家 塩野七生女史によれば、長く栄華を誇ったローマ帝国(紀元前27年-476年)が滅んだ要因を、ルネッサンス期の思想家マキャヴェッリ(1469-1527)の言葉を借りて説明すれば「ライオンの剛胆さとキツネの狡猾さ、その相反する資質を兼ね備えていなければならない指導者が時代とともに現れなくなったからである。」とのことなんだそう。

これを聞いて真っ先に思い出されるのは、2007年にロシアのソチでプーチン大統領とドイツのメルケル首相の会談中に起こった黒犬コニー事件。

コニー プーチン メルケル Vladimir_Putin_21_January_2007-1

メルケル首相が少女時代に犬に噛まれたことがあってトラウマがあるのを知りながら?、プーチンは自身の飼う黒い大きな犬を会談の席にわざと乱入させ、メルケル首相の足下をうろつかせたのです。

まさに外交有利の為なら手段は選ばないライオンの剛胆さとキツネの狡猾さを併せ持っているのが元KGBのプーチンでして、中国の国家主席 習近平ののっぴきならない秘密まで握ってそうな予感デス。それにしても首脳会談の場所に犬を乱入させるって人間としてどうよ?

プーチンロシア大統領 ドイツメルケル首相 Petersburg_Vladimir Vladimirovich Putin_Angela Dorothea Merkel

但し、その後のプーチンとメルケルの関係は西側首脳の中では唯一良好であり、ウクライナ問題ではこのふたりの関係のお蔭で紙一重で留まってるところをみるとプーチンの目論見は当たったか。クリミアもどさくさに紛れて強引に併合しましたし。

そんなわけで、プーチン大統領が健在な限り、幸か不幸かロシアはしばらく安泰ではないでしょうか。

そんなプーチンさんですから、北方領土絡みで近づくと、日本も痛い目合うのは確実デス。橋本龍太郎元首相が過去エリツィン相手でさえ1兆円も掠め取られてますからね。北のライオンとキツネにはご用心ご用心。

因みに北方領土の返還交渉のタイミングは、ロシアが本当に弱っているとき、狡猾さのない純真な大統領が政権になっているときを狙うのが吉。1867年3月30日、アメリカの元国務長官ウィリアム・スワードが今のアラスカ州をロシア帝国より僅か720万ドル(現在価値にして約100億円)で購入し、当時は「スウォードの愚行」と米国民より罵られたが、まさにそんな時節が返還交渉のベストタイミングであると思う。時間にして数百年掛かるかもしれないが。

【source】wikipedia