『ダンディズムの系譜』を読んで、ダンディ諦めジェントルマン目指す宣言。

kaori_nakano 中野香織 ダンディズムの系譜

ダンディズム GIVE UP!涙


当ブログにおきましては
ことあることになんちゃってな
ダンディズムを語ってきましたが、

例えばこんなの・・・

TV東京「俺のダンディズム」
Mr.プリンシプル 白洲次郎
戦場カメラマン ロバート・キャパ
ダンディな靴紐の結び方
サッカー日本代表はダンディ勝負
俺のダンディズム 達筆編。
村上春樹訳の ” The Long Goodbye “。

そして、ついには
こんなダンディ写真集まで購入。

Japanese Dandy 。

がしかし、

ダンディズムと言えばの
中野香織さんの冒頭画像の著書、

ダンディズムの系譜 ―男が憧れた男たち

を先日拝読させて頂いたんですが、
とてもじゃありませんが、

Beau Brummell ボー・ブランメル

元祖ダンディズム、
ボー・ブランメルこと
ジョージ・ブラインアン・ブランメル(1778-1840)

オスカー・ワイルド Oscar_Wilde_Sarony (1)

ブランメルに勝るとも劣らぬ
ダンディズムを謳歌して
散っていった
オスカー・ワイルド(1854-1900)

他にも・・・・

ドルセイ伯(1801-1852)
エドワード・ブルワー=リットン(1803-1873)
ベンジャミン・ディズレイリ(1804-1881)
ジェームス・ボンド

これら真のダンディズムに
生きたと言われる英国紳士には
精神的、肉体的にダの字ほども
追いつけないと弱気な確信。

かの英国のバイロン卿は
「ナポレオンになるより、ブランメルになりたい。」
との名言を残しましたが、

「ナポレオンになるより、菰田さんになりたい。」
が、今の相応の実力と悟った次第。

何しろ真のダンディズムの
基本的なキーワードは・・・

破壊・放蕩・危険・挫折・破壊・
反抗・貪欲・自滅・・・・・

どのキーワードをとっても
まったく愉快じゃありません。
もうなれなくて本望デス(苦笑)

ま、そんなわけで、
今後はダンディではなく、
その百歩手前のジェントルマンを
目指すべく、地味に精進すると
心に決めた次第なのであります。

で、早速ボクが目指すべき
「ジェントルマン」、日本呼び名
「紳士道」を列記しました。

所謂白洲次郎の言うところの
プリンシプルってやつデスが、
気が合うようでしたら、
ぜひご一緒に精進致しましょう。

テーマは・・・

仮称「全部のせジェントルマン」。

1.背筋はピンと。

特に歩行する際は、
頭のてっぺんに紐が付いていて
吊りさげられているようなくらい
背筋をピンと伸ばして歩くこと。

食べ歩きなんてもちろんNG。

さらにすべての行動は
極力音を立てることなく、
静粛に動作するのが基本デス。

天使と悪魔- 未解決事件匿名交渉課- 渡部篤郎 茶島龍之介

理想を言えば、
TVドラマ「天使と悪魔-
未解決事件匿名交渉課-」で
渡部篤郎が演じた茶島龍之介。

背筋がぴんと立ってるだけで、
そうでない人との差は歴然デス。

2.冷静沈着なエスプリ感。

ちょっとやそっとのことでは
動揺しない、表情を崩さない。
でも、なんとなくお茶目がイイ。

理想を言えば、
TVドラマ「ガリレオ」で
福山雅治が演じた湯川学助教授。

COOLにしてあのエスプリ感
マゾウケ間違いありません。

なお、僕の考えるエスプリ感とは
単なる才覚、知識ではなく、
それらから得られた品格や
公明正大さのことであります。

本を爆読みして手に入れましょう。

3.寛容で謙虚。

冷静沈着でありながら、
仏の心で相手を受け入れる寛容。
また決して悪口・陰口は言わない。

理想を言えば、
日々の100」の松浦弥太郎さん。

もう説明不要ですよね?
こんな穏やかな人になりたい。

4.スマートに気配り。

レディファーストはもちろんのこと
同性にもしっかり配慮するデス。

Richard_Gere リチャード・ギア プリティウーマン

理想を言えば、
映画「プリティ・ウーマン」で
リチャード・ギアが演じた
エドワード・ルイス。

総合力としては堂々No.1の
ジェントルマンと言えますが、
完璧すぎてもイケマセン。

5.TPO。

ジェントルマンだからと言って
スーツONLYでは艶がありません。

時と場所によっては
Tシャツにジーンズだけでも
お洒落に着こさないとデス。

LEON-201506-COVER ジローラモ

理想を言えば、
LEONのカバーでお馴染みの
パンツェッタ・ジローラモ。

バランス感覚は文句なし。
遊び心もたっぷりで、
ファッションをこれほど
楽しんでいる人は少ないかと。

 

話はちょっとそれますが、
日本人は欧米人に比べて、
親から子へ、師から弟子へ
技術の伝承は割と行われるものの、

また、日本の象徴である天皇家を
千年以上に渡って代々敬ったり、
神道、仏道、茶道、華道といった
伝統的な文化は伝承するものの、

家族や近親者の間での
哲学や思想の伝承に関しては
かなり蔑にされている感じデス。
日本の企業も同様かと思います。

そんなことを頭の隅に置いて
当ブログのバラバラ感というか
ブレまくり感同様に
まったく共通性のない5人の
ジェントルマンをお手本に

上記5つのプリンシプルを
頭によーく叩き込みまして、
楽しく愉快なジェントルマンを
残りの半生賭けて目指す所存デス。

なんか形になってくれればいいな。