驚異のSF映画 『インターステラー』を1.2倍楽しく見る方法。

インターステラー クリストファー・ノーラン監督 マシュー・マコノヒー アン・ハサウェイ iinterstellar-poster (2)

インターステラーとは、
「星と星との間」を意味する。


Yahoo映画の評価4.18Pと
大変高評価されている映画作品。

これ観ずして何を観る?と
問いかけられた気がしたので、
GWを利用して鑑賞した次第。

これから本作品を
鑑賞してみようと思う方には
やや難解な部分がある故、
以下の簡単なあらすじだけ
予め頭に入れておくことを
お薦めする。

それは近未来での出来事。

地球環境の変化により
地球全体が徐々に砂漠化しはじめ、
植物が育たなくなりつつあった。

それは食糧難を生むだけでなく、
地球上の酸素欠乏をも意味し、
このまま放っておけば人類は
確実に滅亡する。

NASAのブランド教授は
それを阻止せんとするがため、
AとB2つの計画を画策する。

まずA案は、
人類が生存可能な別の星を見つけ、
スペースコロニーを利用して
大量移住させる計画だ。

しかし、

このA案を実行する為の
人類が生存に可能な星を
まだ発見できていなかった。

また、スペースコロニー内で
地球と同じような生活が
おくれるよう重力を発生させる
技術が必要だったのであるが、
まだそれは研究途上にあった。

そして、

もうひとつのB案は
A案に行き詰った時の苦肉の策。

惑星探査船に
予め大量の冷凍受精卵を積み、
人類が生存可能な惑星上で
それらを孵化させ、
人類の再スタートを切り直す、
という最後の手段だ。

つまり、地球上に生存している
人間全員を見捨てることになる。

そこで、ブランド教授は
A・Bどちらかの案を実行する為、
「ラザロ計画」と称して
12名の勇敢な飛行士を選抜、
土星近くに突如現れた
ワームホールに飛行士を通過させ
生存可能な星の探索を試みる。

※ワームホールとは
遠く離れた空間を直結させた
トンネルのこと。

その結果、3人の飛行士から
人類生存に可能な星が見つかった
との信号を受け取る。

そして、
マシュー・マコノヒー演じる
元空軍パイロットの宇宙飛行士
ジョセフ・クーパーと
他3人の科学者、合計4人が
A案の実行を目指すべく、
宇宙船エンデュランスに搭乗し、
信号を受け取った3つの星の
何れかに人類生存の可能性がないか、
命を懸けて探索に旅立つのだった。

以上、シンプルな内容の
あらすじなのだが、
オープニング当初から
とても複雑な伏線が張られており、
一瞬も気が抜けない。

ちょっとでも油断すると
2時間49分もの長い上映時間を
2度鑑賞する羽目になるので、
よくよく注意されたし。

なお、Yahoo映画の評価4.18Pに
相応しい作品かと問われれば
その通りと言わざるをえない。

人類の救出劇という古典的な
ストーリー展開にも拘わらず
想像以上に見応えがある。

そして、

何より宇宙空間の巨大さを
これほど肌で感じれた作品は
小学生の時に観た宇宙戦艦ヤマト
以来ではないだろうか。

インターステラー クリストファー・ノーラン監督 マシュー・マコノヒー アン・ハサウェイ interstellar-poster (1)

さて、お約束のヒロインは、
レ・ミゼラブル』で
アカデミー賞助演女優賞
獲得したアン・ハサウェイ

ブランド教授の娘役で、
宇宙船エンデュランスの乗組員
4人のうちのひとりなのだが、

彼女のこの潤んだ瞳の画像は
ラストシーンから切り取った。

何故彼女の瞳が潤んでいるのか、
ぜひご自身の目で確認されたい。

PS.

以下はネタばれになるので注意。

出発当時の主人公の年齢は35歳。

もちろん光速移動なので
ただでさえ地球時間より
遅く時間が進むのに宇宙船の中で
体力と食料の節約から
冷凍睡眠なんてやるもんだから
主人公が地球に帰ってきた時、
実年齢は約124歳のはずなのに
見た目には60歳相当!?

でも、地球に残していた娘は
普通に99歳のお婆ちゃん。

めちゃ若いお父ちゃんと
お婆ちゃんになっていた娘、
最後に物凄い違和感のある
再会シーンが繰り広げられる。

宇宙ってホント広いな。