『アーヴィング・ペンと三宅一生』展

ちょっと先ですが
これは行かなくちゃな展覧会のご紹介です。

ISSEY MIYAKE初期を振り返る展示
『アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue』

アメリカ出身の写真家Irving Penn(アーヴィング・ペン)と
三宅一生による展覧会『アーヴィング・ペンと三宅一生 Visual Dialogue』が
東京・赤坂の21_21DESIGN SIGHTで開催されます。
1983年、アーヴィング・ペンが「ISSEY MIYAKE 」の撮影をしたことを
きっかけに深まった両氏の”視覚的対話”による作品を集約したんだそう。

三宅一生は1983年にVOGUE(ヴォーグ)誌で
アーヴィング・ペンが撮影した『イッセイミヤケ』のフォト作品を見て
『こんな見方ができるのか』と驚き、
その後パリコレクションで発表した服の撮影を依頼。
以後、1987年から1999年まで、約13年間にわたり
アーヴィング・ペンとの撮影をニューヨークで行っている。

「私の服を見て、声を聴き、それを独自のやり方で返してくれる人、
自分自身が堕落しないよう厳しい評価をしてくれる人を必要とし、
それを求め続けた末に巡り会ったのがペンさんだった。
ペンさんは自分の眼をとおして服を解釈し直し、
服にあらたな息吹をあたえ、
私自身はっきりと掴みきれていなかった
全く別の視点からの味方を差し出してくれる」とコメント。

三宅一生は”撮影には立ち会わない”というルールを自身で設け、
また、アーヴィング・ペンも「ISSEY」のショーを鑑賞することなく、
自身の審美眼に叶うスタイルを自身の中でつくりあげ撮影を行っており、
両者はそれぞれのクリエーションを対話させることで一つの作品を
つくり上げている。

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う~ん、なるほど!そんな経緯があったとは。
三宅一生にはアーヴィング・ペン氏という鏡があったんですね。

ワタクシが当時京都のTIMESビルにあったISSEY MIYAKEで
無理にローンで買っていたのは大学3年生21歳の1986年頃。
1987年からアーヴィング・ペンにコレクションの撮影依頼してるので、
ちょうど依頼交渉を始めた時ぐらいに魅せられてたんですね。

確かワンボタンのダークグレーのスーツや
グリーンっぽい黒のマントコートなどを買った記憶があります。
ワンボタンのスーツは確か30歳くらいまで持ってたような・・・

あの頃はDCブランドブームが流行の兆しをみせていた時代で
どっちかというとBIGIやニコル、JUNなどに勢いがあった頃。
もちろんそっち系のスーツも持っていたのですが、
Y’Sやギャルソン、ISSEY MIYAKEは
世界が認めたブランドということで別格だったんですよね。

そんな憧れのスーツを着ることで、
自分を実力以上に大きく見せようとしていたんだと思います。
今考えるとなんとも浅はかな考え方ですが、
当時はそれはそれで何か意義があったんでしょう。

幸か不幸かその後、
某輸入繊維商社に就職することになるわけですから^^;

そういうわけで当展示会は必ず見に行きたいと思います。

会期:2011年9月16日(金)~2012年4月8日(日)
休館日:火曜日(11月1日、3月20日は開館)、12月27日~1月3日
開館時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)
入場料:一般1000円、大学生800円、中高生500円、小学生以下無料
※すべて税込、15名以上は各料金から200円割引
会場:21_21DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
東京都港区赤坂9-7-6 Tel. 03-3475-2121
http://www.2121designsight.jp