目の付け所がさすが村上さん。
1973年のピンボールで
もうひとつ気になる一節を発見。
「1973年のピンボール」P10より
ところで、プラットフォームを縦断する犬にどうしても会いたかった。
それから四年後、1973年の5月、僕は一人でその駅を訪ねた。犬を見るためだ。そのために僕は髭を剃り、半年振りにネクタイをしめ、新しいコードヴァンの靴をおろした。
新しいコードヴァンの靴!?
『群像』1980年3月号に掲載され、
同年6月17日、講談社より
単行本化されたこの小説に
コードヴァンが登場してたとは。
多分学生時代に同書を読んだ時は
「コードヴァン」なんて
耳にしたことがなく、
どっかのブランドくらいにしか
思ってなかったはず。
村上さんって1980年以前から
きっとコードヴァンの靴を
愛用してたんでしょうね。
当時の靴まだ持ってるのかな?
で、僕のコードヴァンと言えば
未だこのMOTOの一足だけ。
今も昔も一途な男デス(笑)