男は黙って『カサブランカ』、ハンフリー・ボガードのトレンチコートの衿の立て方に注目。

カサブランカ ハンフリーボガート

文句なく★★★★★


映画スターベスト100
その男優部門の第一位に
堂々君臨しているのが
名優ハンフリー・ボガート。

そして

そのハンフリー・ボガートが
主演している作品の中でも
特に名作中の名作と言えるのが
主人公リック・ブレイン役を
演じたこの『カサブランカ』。

と、知ったかぶりだけど
風と共に去りぬ』同様
今更ながらの鑑賞デス(恥)

【source】flickr

舞台は第二次世界大戦
真っ只中の1941年の
モロッコのカサブランカ。

当時のモロッコは
フランスの植民地で
そのフランスと言えば
1940年にドイツに占領され
ドイツの傀儡であった
フィリップ・ペタン率いる
ヴィシー政権が治めていた。

つまりカサブランカの街も
実質的にドイツの監視下に
あったというわけだ。

そして

当時のカサブランカは
アメリカへ亡命する為の
経由地であった中立国
ポルトガルのリスボン行きの
定期便が就航していた
玄関口でもあったことから

反独の仏人革命家たちが
米国への逃亡を企てないよう
特に監視が厳しかった。

そんな戦時真っ只中の
カサブランカの街で
傷心のパリから移り住み
ダイニングバー
Rick’s Cafe Americaineを
経営する主人公リックの元へ

リックの元恋人イルザ演じる
イングリッド・バーグマンと
そのイルザの夫であり
反ナチ運動を指揮する
ヴィクター・ラズロの二人が
偶然にも現れて物語が始まる。

カサブランカ ハンフリーボガート

最も知られたセリフは
“Here’s looking at you, kid.”
ご存じ『君の瞳に乾杯』。

この時、ボガートは42歳。

恋人イルザ・ラントを演じた
バーグマンは27歳。

カサブランカ ハンフリーボガート

衣装は今の時代でも
余裕で通用する
ボルサリーノの帽子に
ベージュのトレンチコート。

ハンフリー・ボガートの
ワンクッションおいた
コートの衿の立て方も
今に伝わる基本のひとつ。

但し、カットによっては
クッションがなくなったり?

ドーリー・ウィルソンが歌う
主題歌”As Time Goes By”は
1931年ハーマン・フップフェルドが
ブロードウェイ・ミュージカル
『エブリバディズ・ウェルカム 』
のために作詞・作曲した曲を
リバイバルしたものだ。

以上、そんなわけで
今更説明なんて不要だろうけど
男なら黙って絶対観とくべし。

★★★★★
カサブランカ
監督:マイケル・カーティス
脚本:ハワード・コッチ
ジュリアス・J・エプスタイン
フィリップ・G・エプスタイン

 

 

 

□□□ 東雲乃囁 □□□□□□□□□□

イングリッド・バーグマンも
ハンフリー・ボガートに
顎ぐいされてたよね(笑)