先のMEN’S Preciousの特集
『「舘ひろし」という美学』にて
2着目のスーツにタキシードを
選ぶ切欠となったとされる
伊丹十三さんのエッセイ集
『ヨーロッパ退屈日記』。
出勤途中や昼飯時にくすくす
笑いながら読ませていただいた。
中でも特に興味をひいたのが
以下の3つのエッセイだ。
◆1 ハラキリについて
ヨーロッパ人と話をして
日本の話題として必ず出るのが
「ハラキリ(切腹)」だという。
で、伊丹さんはこんな説明をして
ヨーロッパ人を黙らせたそうな。
ハラキリというのは、腹を切って即死するわけじゃない。ハラキリには介錯人というのがいて、切腹した男の首に3/4くらい斬り込んで、首の皮一枚残しておかねばならぬのだ。完全に切り落としてしまうと打ち首の刑になってしまうからだ。よって、介錯人が皮一枚残せず首を斬り落としてしまったら、今度は介錯人本人がハラキリをせねばならなくなるんだと・・・
お ー 怖 っ !
◆2 サンローランの美意識について
1963年春からサンローランの
専属モデルとして活躍した
高島三枝子さんの話。
サンローランは、一着の服を作る時に多い時には26回も仮縫いしたそうな。何が凄いって26回という回数じゃない。二十何回も修正して、それでもまだ修正点を見つけ出せる目の厳しさ、イメージの確かさが凄いのだ。
御 尤 も で ご ざ る 。
◆3 アメリカ人について
アメリカの観光客が
イタリアのポンペイ遺跡を見て
つぶやいたひとこと。
こりゃまた徹底的に爆撃されたもんだなあ。
笑 ! 笑 ! 笑 !
因みに伊丹さんが
タキシードを薦めたのは
舘さんのいう2着目ではなく
3着目乃至4着目と書いてあった(苦笑)
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□
吉田朱里 x PEACH JOHN。
オジサンはコレだから困る(汗)