ガラパゴス現象とは？

日本企業の技術やサービスが、
日本市場の中だけで高度に発展してしまい、
その間、世界市場では標準的な技術やサービスが普及し、
日本企業の技術やサービスが特殊化してしまう様を言う。

その結果、日本企業の海外進出が難しくなるばかりか
日本市場自体が世界市場で標準化された
技術やサービスによって占有され、
日本固有の技術やサービスが滅んでしまうこと。

南米エクアドル沖の太平洋上に浮かぶ
ガラパゴス諸島の特殊な生態系になぞらえて
特に日本の携帯電話を指して使われるようになった。

さて、日本人は自分たちの国だけが特殊な国＝ガラバゴスだと
考えているようですが、元弱小商社マンのボクから言わせると
ちゃんちゃら可笑しい話です。

特殊でない国など今のこの世の中に存在するのでしょうか？
そんな国など存在するわけがありません。

どの国も他国から見れば特殊な国＝ガラパゴスなのです。

日本だけがガラパゴス化しているというのであれば
中国やインドはもはや別の星の国としか思えませんからね。

決してガラパゴス化＝悪というわけではないのですよ。
その根拠にゲーム業界やアニメ業界はガラパゴスだったから
世界で認められる産業に発展したのですから。

では、何故日本の携帯電話業界において
日本のメーカーが世界市場から孤立してしまったのかを
ワタクシなりに解説させて頂きますと・・・・・

ソニー、パナソニック、シャープ、日立、
京セラ、三菱、NEC、東芝、三洋・・・

以上の通りメーカーの数が多すぎなのです。
いくつかは既に合併をしていますが、
それでもまだまだ多すぎです。

これだけの数があると逆に競争原理は働かず
携帯メーカー側の収益力低下により弱体化を招き、
もはやドコモ、au、SBの携帯キャリア3社の言いなり、
つまり単なるキャリアのOEM先にしかなっていないのが
現状ではないでしょうか？

これでは世界で戦う為の軍資金など残るはずもありません。
ボク的に言わせるとせめて3社に絞るべきです。
でないと、サムソン、LGの韓国勢には絶対に勝てませんから。

それと同じことが白モノ家電業界でも起きていますよね？
成熟産業にも関わらず大手メーカーの数が多すぎです。
このままでは集約化が進む大手家電量販店の言いなりになり
携帯電話業界と同じ運命を辿るのがおちでしょう。

経済産業省のお役人の皆様、
日本のメーカーを世界で戦わせる気があるのなら、
今すぐにでも数を絞るよう指導すべきでしょう。

日本の大手メーカーの社長様、
世界で戦う気があるのなら、迷わず合併しましょう。

以上、ボクの勝手な妄想でございました^^

ＰＳ．
ちょっと乱暴すぎる書き方でしたね（滝汗）

2014.10.21