2024.06.20(Thu)13:00
虎ノ門ヒルズのすぐ近くに
小さな素敵美術館があると聞き
ぐるっとパスを手に入れて
TIFFANY Wonder鑑賞後にお邪魔してみた。
菊池寛実記念 智美術館
高層ビルが並び立つ虎ノ門の
ぽっかりと空いた空間に佇む
現代陶芸を主体とした美術館だ。
数々の炭鉱を創業した
実業家・菊池寛実の三女で
京葉ガスの会長などを務めた
菊池智の現代陶芸コレクションを
一般公開することなどを目的として
2003年4月に開館したそう。
敷地内には貸金業で財をなした
千葉亀之助の自邸であった
洋館(大正15年竣工)が現存している。
この洋館も含めこの地を
菊池寛実が引き継いだそうである。
実際の美術館は
その洋館の隣りにある
コンクリート製の建物だ。
エントランス右側に
リニューアルオープンした
日本庭園を眺めながら食事のできる
《カフェダイニング 茶楓 by》も見逃せない。
また、撮影禁止の螺旋階段は
ガラス作家の横山尚人氏による
ガラスの手摺がとても美しく必見だ。
さらに階段の壁面には
銀の和紙が貼られ、その上に
篠田桃紅氏によるコラージュ作品が
常設されているのでお見逃しなく。
この日に鑑賞できた展覧会は
「走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」
八木一夫や鈴木藏の陶芸作品を
調光の美しい空間でまったり鑑賞できた。
八木一夫《二口壺》1950
京都国立近代美術館蔵
八木一夫《ザムザ氏の散歩》1954
京都国立近代美術館蔵
京都国立近代美術館が
2022年に購入した際の価格は・・・
4200万円!?
菊池寛実記念 智美術館侮るなかれ。
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□
パリ五輪開会式なんと斬新な!
まさかセーヌ川沿いを会場にするなんて。
ヴィトンのアトリエやルーブル美術館も
圧巻だったのは気球の聖火台!?
そもそも五輪開会式は
スタジアムで観戦する人たちより
TV、PC、スマホで観戦する
世界中の視聴者のほうが圧倒的に多い。
ならば狭いスタジアムではなく
パリの美しい建物を会場にして
録画映像とコンビしてくれたほうが
一視聴者としては圧倒的に楽しめたのだ。
なんだか映画を観てるようでよかったヨ。