〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則。

〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則


ボクが初めて「インターネット」という言葉を知ったのは、今から23年前の1993年何月かの「日経トレンディ」に紹介されていた記事であった。当時はニフティサーブやPC-VANが人気化していた頃で、NTTのキャプテンシステムは知る者がいても、まだインターネットは「イ」の字でさえ知る者は周りにいなかった。パソコンのOSはまだWindows95ではなく、Windows3.1の頃の話だ。

当時の日経トレンディの記事にはインターネットのことがそこそこ詳しく書かれていて、まずはパソコンでニフティサーブに登録することから始まって、ニフティサーブのとあるフォーラムより接続ソフトの “Trumpet Winsock” とデータ交換ソフトの “WS FTP” の2つのソフトをダウンロードして解凍しろという。ところが、「ダウンロード」や「解凍」って言葉すら知らないボクはその言葉の意味を調べるだけでも相当に苦労した。

続いて別途ベッコウアメやらのプロバイダーと契約し、登録が完了したら、今度はなんとかダウンロード・解凍できた”Trumpet Winsock”を使ってパソコンから電話を掛けるようにプロバイダーの所定の電話番号に繋げ、「ジービーブーギコギコーピコピコ・・・」などという音が聴こえ、所定の文字列がパソコン画面に表示されたら、”WS FTP”のアイコンをクリックして、所定の書庫からブラウザソフトである “Netscape” をダウンロードする。そして、ネットスケープを解凍し、漸くインターネットを視聴する準備が整ったのだった。但し、Windows3.1では、アイコンひとつでネットスケープに繋がるわけではなく、ネットスケープを使ってルーブル美術館のモナリザの絵を見るだけでも、”Trumpet Winsock”でプロバイダーに繋げて、”WS FTP”でデータをダウンロードできるようにして、やっとネットスケープを立ち上げて、URLを打ち込むというめんどくさいことをしなければならなかった。正直そこまで出来るようになるまでも相当な時間を要したことは言うまでもない。

後に “Windows95” が発売されて、ネットスケープに”Trumpet Winsock”や”WS FTP”などの接続に必要な機能がすべて組み込まれ、プロバイダーと契約しているだけで、ネットスケープのアイコンクリックひとつで接続完了になった時は、今までの苦労はなんだったのか。。。と、がっかりした記憶がある。

まあ、そんな時代もあったわけだが、その後のインターネットの隆盛は物凄かった。孫正義はじめ世界中に幾人もの億万長者を排出したことは誰がも知るところである。

以上、前置きがやたらと長くなってしまったが、インターネットが生み出されようとした時代と同じような環境が今まさに別の新テクノロジーで起きようとしていると著者のケヴィン・ケリー言う。

人工知能、仮想現実、拡張現実、ロボット、ブロックチェーン、IoT、シンギュラリティ―など、インターネットと同様にパラダイムシフトを起こす可能性のあるテクノロジーが数多く目の前に降ってきているのであると。

若者よ、今がチャンスである。時である。オッサンのボクも頑張ってみようと思う。