昔の偉人は偉かった。
幕末の志士中の獅子
と言っても過言ではない
吉田松陰と高杉晋作。
この二人の生涯を描いた
司馬遼太郎の歴史小説
「世に棲む日日」を
やっとこさ全巻読了できました。
最終巻となる第4巻では
初代総理の伊藤博文が
「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し。」
と形容した高杉晋作に
ただただ泣かされるばかり。
たった独りのクーデター
「これよりは長州男児の肝っ玉をお目にかけ申す。」
と意気込んだ功山寺挙兵に
集結したのは僅か80人。
しかし
あれよあれよと味方を増やし
椋梨藤太率いる長州藩佐幕派の
数千の兵を相手に見事快勝。
さらに
幕府軍相手の長州征伐では
数千の兵で数万人をも撃破。
そして
志半ば27歳で肺結核に散る。
・・・・・
涙無くしては読めません。
来年は長州へ行ってこなくっちゃ。
□□□ 東雲乃本 □□□□□□□□□□
★★★★★
世に棲む日日
著者:司馬 遼太郎