映画《マネー・ショート華麗なる大逆転》
「ショート」とは「空売り」のことネ。
リーマン・ショックを引き起こした
サブプライムローンの危険性に
いち早く気づいた投資家たちが
MBS(住宅ローン担保証券)や
CDO(債務担保証券)の空売りを仕掛け、
巨万の富を手にしたという実話をもとにしたストーリー。
ちなみにサブプライムローンとは
低所得者向けの住宅ローンで
当初3年ほどは1〜3%の低金利だが
その後は一気に6〜8%へ跳ね上がる仕組みだった。
その危険性は、リーマン・ショック発生の
1年半以上前から新聞各紙で報じられていた。
特に日経新聞は繰り返し警鐘を鳴らしていた。
2006年12月 日経金融新聞「住宅ローン会社の経営危機(破綻申請)」
2007年03月 日経金融新聞「New Century Financialの上場廃止」
2007年06月 ベア・スターンズのサブプライム関連ヘッジファンド2本が破綻
2007年08月 日経新聞「独中堅銀がサブプライム投資で損失、政府系金融機関が支援」
2007年08月 日経新聞「世界市場でサブプライム問題による株価下落が拡大」
2007年10月 メリルリンチが第3四半期決算にてサブプライム関連で 78億ドルの評価損を計上。さらにシティグループも数十億ドル規模のサブプライム損失を発表。
しかし当時、市場には
「最終的にはFRBが救済するだろう」という根拠なき楽観が蔓延していた。
2008年3月にベア・スターンズが破綻寸前に追い込まれた際も
JPモルガン・チェースがFRBの支援を受けて買収し
かろうじて延命した。
果たして暴落のXデーは来るのか——。
空売り勢は期待し続けたが
株価は高値圏で乱高下するばかりだった。
その半年後の2008年9月。
リーマン・ブラザーズが第3四半期決算で
突如39億ドルの巨額赤字を発表し
連邦破産法11条の適用を申請。
負債総額は約6,130億ドル、当時史上最大の破産となり
世界的な金融パニックを引き起こした。
本作においては
ゴールドマン・サックスをはじめとする大手金融機関が
サブプライムローンの危うさを見抜けず
むしろ積極的にのめり込んでいく姿が描かれる。
その裏で空売りを仕掛けていた投資家たちが
巨万の富を手にしていくのである——。
人類は果たして、この過ちから何を学ぶのだろうか。
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□
コレ日本にも作ってくれんかしら?
