池上彰氏が絶賛する『 君たちはどう生きるか 』を読んで。

君たちはどう生きるか 吉野源三郎

参りました。

この本読んで
ボクの人生のちゃぶ台
見事にひっくり返されました。


近所のませがき中学生たちに
本好きになって貰いたいと思って
せこせこネットで調べてたところ
すこぶる評判の良かったのが
この冒頭画像の吉野源三郎氏著書

『 君たちはどう生きるか 』

著者:吉野源三郎
誕生:1899年(明治32年4月9日)
死没:1981年(昭和56年5月23日)

よくよく調べてみると
かの人気ジャーナリスト
池上彰さんも子供の頃に読んで
心から感動したそうで
TVでも紹介してたそうな。

ボクも読了し終えて
なるほど!と膝を打ちました。

こんな思慮深い本を
若いうちから読んでいれば
池上彰さんのような
人を決して差別しない
公正・公平な目をもちえた人物に
なれるだろうなと納得した次第。

もはやボクの人生のバイブル
と言っても過言ではありません。

っていうか
こういう書物こそが
ノーベル文学賞に値するのかなと
心からそう思った次第デス。

どんなに貧乏でも
どんなに過酷な環境で育っても
本書にあるような
心豊かに保てる術さえ
身に付けることができれば
卑屈になど決してならないし
社会のせいなどにするはずもない。

もう誰とも喧嘩しないし
戦争なんてのも過去の遺物になる。

この書を読んでいると
そんな夢のようなことが
本当に起こりそうな
気にさせてくれるんですよね。

ぜひ世界中の言葉に翻訳して
世界中の子供たち
出来れば大人たちにも
読んでもらえるなような
仕組みを作っては如何でしょ?

裸のお金を渡すよりよっぽど
世界に貢献できるかと思うんですが。

 

さて、本書は、中学2年生の
「コぺル君」とあだ名された
主人公 本田潤一君と

そのコペル君の悩みや疑問に対し
真摯に向き合ってくれる
心優しい叔父さんとの
対話による物語デス。

中・高校の学生生活において
目を逸らしたくなるような
辛く悲しい苦い思い出を
誰もがひとつやふたつ
否、もっと沢山の数を
経験していると思いますが

その時、多くの子供たちは
誰にも相談することができず
黙ってそこから逃げ出したり
嘘をついてごまかしたりして
その後の人生の中
長く後悔の念に苛まれたりします。

ですが、本書には
自分の心無い発言で
周りの人たちに迷惑を掛けた時
自分が間違いを犯してしまった時
上級生から理不尽な命令を受けた時
いじめられている同級生が
自分の回りにいた時など
様々な状況において

決してそこから
逃げ出すのではなく
ごまかすのではなく
長いものに巻かれるでもなく

どうやって謝ればいいか
どうやって対処すればいいか
どうやったら友からの信頼を得られるか

ピンチをチャンスに変える解決策を
自分の頭で考えられるよう導いてくれる
そんな素敵ストーリーなのデス。

H・テイジャーの言葉を借りれば、

「殴られる痛みは一時なり、
 見て見ぬ振りは一生の後悔なり。」

「選ぶべきは、一瞬の勇気か、
 それとも一生の懺悔か。」

「小さな勇気が永遠の友を得る。」

「表だけを見て語るな。
 真実はいつも裏に隠れている。」

などなど、様々な格言が
沢山内包されているお話なのですね。

そして、その解決のヒントを
授けてくれる叔父さんの諭し方が
これまた絶妙に素晴らしい。

ある時は言葉で、ある時はノートで。

これは大人である我々が
この書を何度も読み返して
しっかりその叔父さんの技術を
頭に叩き込むべきかと思います。

繰り返しますが
この書を読んで
ボクの人生のちゃぶ台
見事にひっくり返されました。

最強の勇気を与えられた気分デス。

PS.

実はこの児童文学書
戦前の日中事変が起きた
1937年に刊行されたのですが

今の時代に書かれたとしか
思えないような普遍性に満ちてます。

吉野源三郎先生、恐るべき賢人デス。

君たちはどう生きるか
★★★★★
著者:吉野源三郎