東京都港区 専称寺に眠る幕末の志士

こちら東京都港区の旧テレ朝通りにある専称寺。
実はこの専称寺には幕末に生きた著名な志士が眠っています。

さて、その志士の名とは・・・

新選組一番隊組長 沖田総司

実は沖田総司は陸奥白河藩士・沖田勝次郎の長男として
この専称寺からほど近い白河藩屋敷で生まれたんです。
そして、市ヶ谷にあった天然理心流の道場『試衛館』に入門、
そこで近藤勇や土方歳三と出会い、ともに修行を重ね、
その後、京都の治安維持を目的として非公式に結成された
新撰組の隊士として池田屋事件など幕末の数々の
血生臭い史実に関わることになります。

しかしながら、若くして肺結核を患うことになった総司は
1867年以降、幕府の奥医師であった松本良順によって
千駄ヶ谷の植木屋に匿われ、1868年24歳の若さで亡くなります。

志を貫徹する為には殺しあいも辞さなかった幕末と言う時代、
彼らの存在があったからこそ今の裕福な日本があるんでしょうか。
もし坂本龍馬や西郷隆盛をはじめとする幕末の志士達の
存在がなかったら、果たして今の日本が存在してたかどうか。

わずか140年ほど前の日本を大きく変えた幕末という時代、
これからもう少しお勉強して見つめ直したいと思います。

PS.
専称寺にて沖田総司のお墓は塀越しに見ることが出来るんですが
周囲のお墓と比べても本当に小さなお墓なので、
ちょっと意外に感じるかもしれません。
やっぱり幕末当時の沖田総司の存在は
今ほどは大きくなかったのかもしれませんね。