異・愛すべき贋作師。

ウォルフガング・ベルトラッチ

愛すべき贋作師・ウォルフガング・ベルトラッチ。


一般的に贋作師というと一犯罪者に過ぎないはずだ。

がしかし、、、

NHKのドキュメンタリー番組「贋作の誘惑」を見るに、そうとも言い切れないほど魅力的な贋作師が登場していた。

それが冒頭画像のドイツ人・ウォルフガング・ベルトラッチ。

マックス・エルンストやフェルナン・レジェなど、20世紀の決してメジャーとは言えないアーティストの作品を2000点以上も製作し、40億円以上も荒稼いだとされる普通なら非難されるべき贋作師なのだが、番組を見る限りベルトラッチの場合、もはや尊敬すべきというか、愛すべきという域の贋作師だったのだ。

何故ならベルトラッチは、絵画の制作が滞った画家の空白期間を埋めるべく、本人に成り代わるという極めて特異な意識の中で新しい解釈のオリジナル作品に絞って制作をしていたというからだ。

もちろん作者の名前を偽っていたわけで、犯罪であることに変わりはないし、すべての作品がそういう意識の中で制作されていたわけではないだろう。

だが、刑に服したのち、贋作師としてではなく、ウォルフガング・ベルトラッチという自身の名前を使って絵を描き続ける彼の姿はもはや神々しいほど輝いていた。

ベルトラッチの未来に栄光あれ。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□

2022年MLBで最も不幸だった三振(苦笑)

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コレも不幸すぎる三振だったネ(苦笑)