村上春樹《デヴィッド・ストーン・マーティンの素晴らしい世界》
「春」と言っても
季節の春のことではない
もちろん村上春樹の春である(笑)
というわけで、今年2月に
文藝春秋社より出版された
村上さんの著書をさらっと読了。
とはいえ、本書は小説ではなく
ジャズのアルバムジャケットを
多数描いた人気イラストレーター
故デヴィッド・ストーン・マーチンと
それらに収録された名プレイヤーの演奏を
村上春樹主義流に解説した音楽エッセイなのだ。
解説したアルバムの数、実に188枚!?驚
もはやジャズ評論家の域を超えていた。
因みにデヴィッドのイラストを
最初にアルバムに使い始めたのは
人種差別政策を猛烈に批判していた
往年の名音楽プロデューサー
ノーマン・グランツだったそうな。
ジャズ音楽を語るうえで
欠かせないプロデューサーだった
ノーマン・グランツ
覚えておいて損はないはずだ。
さて、一番初めに紹介されていた
チャーリー・パーカーの名アルバム
《マグニフィセント》を締めにどうぞ。
村上さん曰く、、、
「どれをとっても完璧な名曲名演で
当時のパーカーの天馬空を行くがごとき
鮮烈なフレージングをたっぷり満喫することができる。」
と評価されておった。
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□□□□
惚れてまうやろが。