2015年春、今度こそ高尾山に日帰り温浴施設『(仮称)高尾山温泉』開業か?

高尾山口駅 極楽湯 温泉施設 京王電鉄

待ちに待った温泉湧出を確認!


さて、高尾山と言えば、2007年に発行された簡易版ガイド「ミシュラン・ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン」においては三ツ星の評価がなされ、ボクも昨年の夏にせっせと2度ほど登っているほど都心からも近い親しみのある山でございます。あの惚れ惚れするような素敵な山ガールにもその高尾山で出会ってるんですよね。因みにその記事はコチラ

で、高尾山を下山する際にいつも思うのが(とは言っても2度しか登ってませんが汗)、高尾山口駅付近に日帰り温泉施設があったら、嬉しいなあ、でも、芋の子を洗うような混み具合になるだろうなあ、その前に入場制限が掛かって入れないかもなあ、などという要らぬ妄想デス。何しろ高尾山の登山客は年間300万人以上にものぼるらしいですからね。

実は過去2012年11月にも京王電鉄が2014年夏のオープンを目指して、京王高尾線・高尾山口駅そばに日帰りの温浴施設を建設すると発表してたんです。その後の追加情報でも全国でスーパー銭湯を展開する極楽湯(千代田区)とフランチャイズ契約を締結するとまで。ところが、「(仮称)高尾山口温浴施設新築工事」として「建築計画のお知らせ」と「温泉掘削許可申請」が掲出され「掘削中」のところまでいってたはずなんですが、温泉が鉱脈に当たらなかったのか、結局2014年の夏オープンの計画は断念(涙)その後、追加情報が一向に発表されず、計画が見えなくなっていたんです。

高尾山口駅 極楽湯 温泉施設 (2)

がしかし、ついに2014年4月30日に2015年春開業予定!という嬉しいプレスリリースが再び京王電鉄から発表されたんです。しかも今回の発表はかなり具体的でプラスアルファの計画も追加発表されてるんデス。以下、そのプレスリリースの内容抜粋デス。

これまで、高尾山口駅前の日帰り温浴施設開発について、温泉掘削工事を進めていましたが、この度、温泉の湧出が確認できたため、2015 年春の開業に向け、準備を本格化します。また、日帰り温浴施設開業に合わせ、高尾山口駅のリニューアル工事を含む駅周辺整備を実施します。

1.日帰り温浴施設の開発について

2012 年 10 月から温泉掘削工事を進めていた高尾山口駅前の日帰り温浴施設は、この度温泉の湧出を確認しました。今後、2015 年春の開業に向け、建物工事等の準備を本格化します。
今回開業する日帰り温浴施設は、高尾山を登山された後の心身のリフレッシュができるとともに、周辺にお住まいの方が日常的に楽しめるような施設を目指します。

高尾山口駅 温浴施設の概要(予定)
(1)開業予 定 2015 年春
(2)所 在 地 東京都八王子市高尾町 2229 番 6 外
(3)敷地面 積 3,832.9 ㎡(1,159.5 坪)
(4)建築面 積 1,080.5 ㎡(326 坪)
(5)延床面 積 1,787.5 ㎡(540 坪)
(6)構 造 鉄骨造・地上 2 階建
(7)施設の特徴 『和』の雰囲気をもった施設とし、お食事処、リラクゼーションコーナー等を設置する予定です。

湧出した温泉の概要
(1)源泉名 京王高尾山温泉
(2)温 度 26.2℃
(3)泉 質 アルカリ性単純温泉
(4)湧出量 毎分 300 リットル(動力揚湯)

高尾山温泉

温泉施設の外観パース(イメージ)
※※パースに記載された店舗名は仮称です。

2.高尾山口駅周辺整備
(1)高尾山口駅 駅舎リニューアル
日本を代表する建築家の隈 研吾氏のデザインにより、来訪されるお客様の印象に残る「高尾山の玄関口としてふさわしい“観光地らしい”“わくわくする”雰囲気をもった」駅舎へと生まれ変わります。また、訪日外国人のニーズにも対応した八王子市が運営する観光案内所の設置やお客様のニーズの高いトイレ増設などにより、これまで以上に高尾山を訪れるお客様の利便性向上を図ります。
※隈 研吾氏とは・・・建築家・東京大学教授。近作にサントリー美術館、根津美術館、浅草文化観光センター、歌舞伎座、ブザンソン芸術センター、マルセイユ FRAC 等があり、多数のプロジェクトが進行中。著書に『小さな建築』(岩波新書)『建築家、走る』(新潮社)他、多数。

(2)駅前広場等の整備
八王子市と協調して、高尾山口駅前の交通環境改善に取り組みます。駅改札口前には、高尾山を訪れるお客様にゆとりのある歩行者広場を設けるとともに、歩行者広場に隣接して、交通広場を整備します。

3.その他
(1)オリジナル商品の開発と販売
高尾山のお土産として皆様に愛されるような、お土産品や名物品を、京王グループ各社で連携して開発し、販売します。

(2)他社との連携
資本関係のある高尾登山電鉄株式会社、株式会社うかい等とも連携して、高尾山エリアへの来訪者増加、魅力向上に向けた施策の検討を進めます。

【参 考】高尾山口駅の概要
(1)駅の変遷
1967(昭和42)年10月1日開業
(2)駅名の由来
高尾線の終着駅で高尾山の登山口にあたることから「高尾山口」駅となりました。
(3)1 日平均乗降客数
2013 年度:10,391 人(2006 年度比 40 パーセント増)

※ 本ニュースリリースに記載の情報は、2014年4月30日時点の計画であり、今後、営業開始までの間にそれぞれの計画に変更等が生じる場合がございます。

つまり、温泉の湧出が確認できた上に、単なる日帰り温泉施設の開業だけでなく、人気建築デザイナーの隈 研吾氏デザインによる高尾山口駅の駅舎リニューアルも含めた大規模な再開発を行い、来年2015年春に今度こそオープンさせるんだとか。何しろ高尾山口駅や駅周辺エリアも含め相当老朽化してましたから今回のプレスリリースはかなりの朗報ではないでしょうか。ま、そんなわけでして、今度こそ『(仮称)高尾山温泉』が開業されることを祈るのみデス。