日 本 の い ち ば ん 長 い 日 。

ポスター 日本のいちばん長い日 2015年 

戦争は始めるのは簡単だが、
終わりにするのは大変である。

by 原作者・半藤一利


昨年2015年8月に公開された
「日本のいちばん長い日」を
今更ながらWOWOWで鑑賞した。

原作は半藤一利氏、
監督は原田眞人氏。

終戦の年1945年4月始め、
昭和天皇よりじきじきに
海軍出身の鈴木貫太郎に対して
総理就任の大命が下される
シーンから始まり、

1945年8月15日正午、
終戦の詔勅(玉音放送)が
放送されるシーンで
エンディングを迎える。

その間4ヶ月、
東郷外相を中心とした和平派と
陸軍を中心とした本土決戦派との
終わりなき闘争の間に入って、

結果、ご聖断をもって
終戦を導き出した
鈴木貫太郎総理大臣と
阿南惟畿陸軍大臣両名の
壮絶な葛藤を描いた作品である。

かつてともに天皇を支えた
侍従長と侍従武官の信頼関係は
言葉を交わさずして行われた
二人羽織と阿南の腹芸を演出、

若手将校たちのクーデター
宮城事件を最小限に食い止め、
今日の平和を生み出したと言える。

どうして本土決戦派だった
陸軍大臣・阿南惟畿が
無条件降伏に心が傾いたか、
その理由がそれとなく分かる
あるシーンが描かれていた。

それは女性たちが竹槍で
訓練を行っているシーンだ。

その彼女たちの姿を見た
阿南陸相は物思いに耽けてしまう。

もし本土決戦で、
竹槍を手にしたか弱い
日本人女性たちを盾にすれば、
アメリカの兵士たちは末代まで
日本を笑い者にするかもしれない、
きっちそう思ったに違いないという
演出ではなかったのだろうか。

以上、理解を深めるためにも
以前コチラで書いた
堤尭氏「昭和の三傑」の
レビューを合わせて読んで頂きたい。

そして、

本日7月7日は
19737年7月7日に発生した
盧溝橋事件から79年目に当たる。

盧溝橋事件は
ほんのささいな諍いから
戦闘が始まったのだが、
それが日中戦争の発端となり、
太平洋戦争の序章となった。

つい先日、知人夫婦が
ほんのささいな喧嘩から
あっという間に大喧嘩に発展、
結果、離婚と相成った(涙)

繰り返しになるが、
半藤氏のこの一言に尽きる。

戦争は始めるのは簡単だが、
終わりにするのは大変である。