まずは前回の話のおさらいからデス。
レザー工房 ワイルドスワンズの直営店C.O.U.で
偶然?いや必然的に遭遇してしまった
総コードバン財布の光り輝いたエイジングサンプル。
しかし、このサンプルと同じ財布は既に6年前に絶版!
しかも当時と同価格でコードバン素材の手当てが付けられず
もう二度と同じ製品は復活することがないと言う orz
が、しかし、、、
物欲の神は我を見捨てず。
WILD SWANS
総コードバン財布GROUNDER
はい、紛れもなく正真正銘の本物デス!
しかも驚くなかれ新品なんデス!
確かにこの総コードバンの2つ折り財布は
6年前に絶版になっていたはずなんです。
ですが、ウルトラCでまさかのGET!
実は直営店C.O.U.のスタッフの方に
どうしても手に入れたいとダダをこねたところ
「実は6年前に新宿高島屋の別注として卸したものを
紳士洋品売場で見掛けたという未確認情報があるんですよ!
駄目もとで高島屋に問合せてみては如何でしょう?」
と、極秘情報をこっそり教えて頂いたんデス。
で、早速、新宿高島屋の紳士洋品売場のほうに
同商品の在庫の有無を電話で問合せたところ
なんと黒、茶、ダークグリーンの3色全てが
今もストックされてるとのこと!(奇跡)
しかもお値段は6年前のままの税込36,750円!
その足で新宿高島屋に猛ダッシュしたことは言うまでもなく
お目当ての黒色を迷わず即買いしたのでした。
如何でしょうか?
裏も表も正真正銘オールコードバンです。
しかも焼いて食べたくなるような肉厚ぶり(笑)
ベジタブルタンニング&アニリン染め(水染め)で
自然な風合いに仕上げているため
ご覧の通りまだ艶もないマットなコードバンなんですが
使用を重ねるうちに色が少しずつ抜けて
透明感のある艶が出てくるんデス。
と、想像するだけでも悶絶もんデス(笑)
あや、早く育てたくてたまりません!
腹立たしいかもしれませんが
まだまだ自慢させて頂きますね。
もちろんコバ部分はへり返し(菊寄せ)仕上げではなく、
革の断面をそのまま活かす切れ目仕上げデス。
この「切れ目仕上げ」というのは丸みを持たせたり
面を均一にするために、専用の鉋やコーンカッター
やすりなどを使って、相当な手間を掛けて削るんデス。
さらに美しいをコバを演出するために
目留め液や染料をコバ部分に添付し磨くことを
何度も繰り返す昔ながらの染料磨きを施すんデス。
これによって、ご覧の通り
革の接合面がほとんど分からない
一枚革のように仕上がるわけなんデス。
そして、同時に耐久性も向上するってわけなんですネ!
財布が収められていた箱デス。
特に他意はありませんが
箱まで美しく見える始末(汗)
こちらはワイルドスワンズ名物「スリッカー」。
コバを補修する時に使うモノで
ワイルドスワンズの革小物製品には
すべて付属されているんだそうです。
詳しくはこちらをご覧ください。
最後にギャランティーカード
しっかり保管しとかないとね。
以上、新宿高島屋の同商品の在庫がなくなったら
総コードバンの財布は完全終了となる可能性大デス。
ぜひこの機会に一緒に育ててみませんか?(笑)
ホーウィン社のコードバンとはまたひと味違った
千葉のレーデルオガワ製コードバンを
楽しめるかもしれませんヨ^^
もちろん経年変化の経過はこちらのブログで
随時ご報告させて頂きますネ!お楽しみに!
PS.
コードバンはもちろん水分に弱いので、
お尻に汗のかき易い夏場のケツポケ入れだけは
十分にご注意下さいませ