村上春樹とノーベル賞。

村上春樹

村上春樹は
ノーベル文学賞を
授賞すべき資格があるのか?


どうして村上春樹が
ノーベル文学賞候補なの?
なんか平和を訴えるような
文学作品書いてたっけ?と

毎年荻窪の6次元で
大勢のハルキストたちが
落胆してる姿のTV映像に
ずっと懐疑的だったんだけど

村上作品を
あれこれ読んでみて
彼にはノーベル文学賞を
受賞すべき資格が
確かにあるかもなと
最近考えを改めました。

今更ながら気付いたことは
村上作品の登場人物の多くが
とても平和主義的で
排他的でない寛容な性格を
有していること。

ましてそれら登場人物が
自分の思想や意見を無理やり
他人に押し付けるなんてことは
まったくないと言っていい。

意見に相違があったとしても
村上作品を理解していれば

なるほどね。
そういう考え方もあるよね。

で、終わる話で
言い争いなど起きようがない。

そもそも顔や指紋が
人間みんな違うように
思想や意見だって違うのが
当たり前なのだ。
同じであるほうが逆に怖い。

つまり

戦争反対などと
表立って叫ぶより
他人の思想や意見を
尊重できる人間の数を
増やしていったほうが
平和な未来に繋がる
かもしれないというわけデス。

そんなわけで
ちょっとばかし
個人主義的な温い世の中に
なるかもしれないけど

巨匠ウディ・アレンの次に
ノーベル賞を受賞すべきは
村上春樹と心入れ替えたので
どうぞよろしくデス(笑)

 

 

 

□□□ 東雲乃囁 □□□□□□□□□□

村上春樹の作品を
まだ読んだことのない方へ

間違っても冒頭画像の3冊を
最初に読むのはご法度デス。

最初に読むべきは以下の3冊。

風の歌を聴け
1973年のピンボール
羊をめぐる冒険

間違っても『TVピープル
東京奇譚集』とか
最初に読んじゃダメですよ。