男はメヂカラだけじゃない。

センス 2016年6月号 表紙 吉川晃司 SENSE201606 (1)

吉川晃司伝、

男は体格や目力だけじゃない。
心幹を鍛えてこそ本物になる。


自分で自分をコントロールする
セルフプロデュースが
ほぼ完璧に出来ている
日本人エンターテイナーを
3人挙げろと言われれば
迷わずこの3人を選びたい。

中田英寿
GACKT
そして、吉川晃司

イチローやGACKTであれば
一部の皆さんも同様に感じて
おかしくないだろう。

では、何故に吉川晃司なのか?

下町ロケットの財前部長役
もちろん惚れたわけではない。

実は、前々々職時代の
営業アシスタントだった女子が
烈々たる吉川晃司マニアで
耳にタコができるほど
日々、吉川晃司の好漢ぶりを
聴かされていた。

そして、その挙句の果てに
彼女とその仲間たちと一緒に
吉川晃司のコンサートにまで
連れ出されてしまい、
瞬間的ではあるものの
見事にハマってしまった(汗)

何しろ驚いたのは
観客の8割は厳ツイ男子で、
吉川晃司から発せられる
一貫性のある主義主張に
みな酔いしれていたのだ。

ま、そんな事情もあってか、
3人目の知恵者に吉川晃司を
選んだというわけだ。

そして、

そんなノスタルジーが
未だ頭の片隅に残る中、
SENSE 6月号の表紙に
吉川晃司本人が登場している。

しかも、3Pに渡って
守谷編集長との対談が
書き起こしされているのだが、
この内容がなかなかに深い。

吉川晃司本人が
こんなことを語っている。

誰に蹴りを
入れられようが、
根幹だけはブレない
自信がある。

この言葉は
セルフプロデュース可能な者
だけが語れる言葉なのか、

否、実はそうじゃない。
吉川の真意はもっともっと
深いところにあったようだ。

この対談、
立ち読みしてでも
ぜひ読んでいただきたい。

財前部長の台詞ではない、
誰かが作った言葉でもない、
幾度の修羅場を潜り抜けてきた
本物だけが語れる言葉が
スバズバと胸に突き刺さる。

とても同じ齢とは思えない。