別名「雪舟寺」。
東福寺の塔頭・光明院に続いて参拝したのは、同じく東福寺の塔頭・芬陀院。
雪舟が作庭したという雪舟庭園があることから「雪舟寺」とも呼ばれてます。
では、さっそく中へ。
拝観料を払っていきなり現れたのが、海北派最後の画師・海北友樵(1815-1868)の「四季花鳥図屏風(1854)」。
名門・海北派の始祖・海北友松(1533-1615)の7代目にあたる絵師でしたが、友樵を最後に残念ながら海北派は途絶えてしまいます。
がしかし、こんな見応えあるお宝が何の防備もなくさらっと置かれてるところが驚きデス。
山水画の襖絵は南北合法といわれた一大流派の創始者と言われる渡辺玄対(1749-1822)。
茶室の丸窓。
そして、目玉となる枯山水の雪舟庭園。
但し、雪舟の作庭を立証する史料はありませんので悪しからず。一時期荒廃してたそうですが、昭和14年重森三玲により復元されたそうデス。
亀島に凛々しく立っている石は、雪舟が作庭した当時、「夜中に亀島が暴れ出して困る」という和尚のクレームに、雪舟がこの立石を置いたとか。それ以来、亀島が暴れることはなくなったそうデス(笑)
以上、かなり地味な印象のお寺さんではありますが、東福寺のすぐそばに位置しますので、もしお時間あれば寄ってみては如何でしょうか。
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□□□□
不老仙人ならぬ不老仙妻!?
中国に認められた水谷雅子さん。