2020.11.24(火)10:00~
文禄3年(1594年)豊臣秀吉の側室・淀殿が、小谷城の戦いで自刃した父・浅井長政、祖父・浅井久政らの二十一回忌の供養のために秀吉に願い出て創建されたのが此処養源院。
元和2年(1616年)には、2代将軍徳川秀忠正室のお江こと崇源院(淀殿の妹)によって、大坂の夏の陣で亡くなった淀殿と豊臣秀頼の菩提が弔われています。
残念ながら紅葉は終焉間際(涙)
拝観は自由行動ではなく、説明付きのグループ行動デス。なお、堂内は撮影禁止デス。
そして、養源院の特に見所は何といってもこの2つ。
俵屋宗達筆の杉戸絵!
ご覧のような杉戸絵8面(表獅子・裏波に麒麟図、表獅子・裏白象図)と、残念ながら今回は観覧叶わなかったのですが本堂の襖12面に俵屋宗達筆の金地着色松図が所蔵されています。
もうひとつがこの血天井!
元和5年(1619年)に火災によって焼失したため、崇源院のたつて願いによって再興されたそうなんですが、関ケ原の戦い前の伏見城落城の際、自刃した武将たちの血のりが染みた床板が、ご覧のように堂内廊下の天井に再利用され、「血天井」として拝観することができます。特に伏見城城代だった鳥居元忠と伝わる血の跡は全身の人型でご覧になることができます。合掌
以上、三十三間堂すぐ前の養源院お見逃しなく。
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□
men’s FUDGE 2021年3月号
men’s FUDGEの提案するスタイルとボクのスタイル、相容れるところはあんまりないかもしれません。
でも、丁寧なmen’s FUDGEの誌面作り、仕事ぶりはホント見倣うべきところがあるなと思います。