惑・論語 x 芳根京子。

美的(BITEKI) 2022年 08月号

美的 2022年08月号


孔子の論語・為政 第二にこんな言葉ある。

十有五ごにして学を志す
三十にして立つ
四十にして惑わず
五十にして天命を知る
六十にして耳順う
七十にして矩を踰えず

悲しいかな
ボクの精神年齢はまだ
十有五と三十の間のようだ。

それを芳根京子ちゃんが
こんなふうに教えてくれた。

芳根ちゃんについては
彼女が出演していた
「小さな巨人」を見ても
「真犯人フラッグ」を見ても
ちっとも魅力が分からんかった。

可愛いとも思わんかったし
まして美人ともぜんぜん思わんかった。

ところが、先日鑑賞した映画
今日も嫌がらせ弁当」の
芳根ちゃんを見たとたん
ボクの意識がコロッと変わった。

めちゃくちゃ魅力的な子じゃんと!

別の役柄を見ただけで
こうも人の評価を変えるなんて!?

上に述べた論語からすると
四十にして惑わずどころか
ボクはまだ立ってもいないようだ(涙)

プライベートもめちゃ人が好さそう。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□

村上春樹、河合隼雄に会いにいく

村上春樹、河合隼雄に会いにいく
著者:村上春樹・河合隼雄

京都大学名誉教授であり
元文化庁長官でもあられた
臨床心理学者の河合隼雄氏を通して
村上文学が垣間見れる貴重な一冊。

例えば村上文学の特徴として
どの著書も結末が曖昧で
喉仏に魚の骨が刺さってるような
後味の悪い感覚になるのだが
作者である村上春樹氏本人も
正解を持ち合わせていないそうな(驚)

つまり読者の感じるままで良いみたい。

そして、村上文学は
結末ありきで書かれておらず
書き進めていくうちに
自然と結末が思い浮かんでくるらしい。

以上、村上主義者なら読んどいて損はないはず。