2024 名古屋の旅 vol.09 有楽苑・如庵

有楽苑・如庵 国宝

2024.01.15(月)13:00


ホテルインディゴ犬山有楽苑にて
犬山城を借景とした
ゴージャスな景観を堪能したあと

続いてお邪魔してきたのが
ホテルと同じ敷地内にある
約4000坪の広さをほこる日本庭園

有楽苑

有 楽 苑 。

国宝茶室「如庵」をはじめ
重要文化財「旧正伝院書院」
古図により復元された「元庵」
茶会のために建てられた「弘庵」など
見どころ満載の巨大日本庭園なのだ。

寄ってくるのを忘れたとは
口が裂けても言ってはならない場所だ。

さ、いざまいろうではないか。

有楽苑・元庵

最初に見学したのは
信長の弟・織田有楽斎が
大阪・天満に構えた茶室を
古図をもとに再現したという

元 庵 。

有楽苑・元庵

有楽苑・源庵

元庵は再建と移築を
同時に行って建てられたのか
新旧織り交ぜた雰囲気の茶室であった。

有楽苑

岩栖門

室町幕府11代管領
細川満元が15世紀半ば
京都新町頭に建立した武家屋敷
岩栖門院の唐門として伝えられている。

有楽苑・含翠門

含翠門

三井家の大磯別邸にあったと伝わる門。

有楽苑・徳源寺唐門

徳源寺唐門

奈良県大宇陀町にある
織田家菩提寺の徳源寺の山門

明治初期に三井家大磯別邸に移築
その後、如庵とともにこの地に移築されたそう。

有楽苑

もちろん庭園からは犬山城も見える。

有楽苑

弘 庵

茶会開催のために新築された茶室

有楽苑

万里小路藤房こと
藤原藤房旧蔵石燈籠

平重盛、楠木正成と共に
日本三忠臣の1人に数えられる
万里小路藤房が所有していた石燈籠だ。

後醍醐天皇の側近として
鎌倉幕府倒幕運動に参画し
建武の新政では要職を務めるも
突然出家し行方知れずとなった人物。

この石燈籠も
三井家大磯別邸から
移されたものだそうである。

有楽苑・旧正伝院書院

旧正伝院書院

元和4年(1618)
如庵に隣接されていた
重要文化財の有楽斎隠居所

もともと建仁寺の正伝院にて建立。

井上靖著書の本覚坊遺文
なにかの歴史小説だったか
旧正伝院書院が登場していたような覚えが。。。

有楽苑・旧正伝院書院

なんと障壁画は狩野安信の筆!?

安信は狩野孝信の三男
つまり探幽と尚信の弟にあたる。

なお、特別公開の際は
長谷川等伯や狩野山雪の
襖絵も観ることができるらしい。

有楽苑・旧正伝院書院

有楽苑・旧正伝院書院

裏側から見ると
重文とは思ないほど綺麗な作り。

有楽苑・旧正伝院書院

最後に見学したのが
旧正伝院書院の横に建つ国宝の茶室

如 庵

有楽苑・如庵 国宝

残念ながら
特別公開日でないため
中を拝見すること叶わず(涙)

有楽苑・如庵 国宝

有楽苑・如庵 国宝

よって模型で我慢しすることに(笑)

なお、三井記念美術館に
如庵の再現茶室があるんで
そちらで雰囲気を掴むも良しだ。

さ、いよいよ犬山城へ出陣だ。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□

この真理は哲学的。

人生そのものを映し出してるかもネ。