果たしてどちらに軍配あがるのか？
もういい加減止めたいところなのですが、またまたドラマネタで恐縮でございます（滝汗）
さて、2014年春のドラマ放送状況は、しばらく人気が続いていた医療系ドラマを追いやって、刑事ドラマが満開の花を咲かせておりまして、標題にあります『MOZU』と『BORDER』以外にも佐藤健と渡部篤郎が親子刑事に扮する『ビター・ブラッド』、滝川クリステルとの結婚秒読み間近と騒がれている日本一幸せな男かもしれない小澤征悦主演の『TEAM-警視庁特別犯罪捜査本部-』、子供たちの心をがっちり掴んで話さない石塚英彦主演の『刑事110キロ 第2シリーズ』、全然役に合っていない伊原剛志主演の『トクボウ 警察庁特殊防犯課』など6作品が軒を並べているほどの盛況ぶりなんですね。
でも、なんだかんだ言ってやっぱり一番の注目株は木曜9時からの放送でガチンコ対決している『MOZU』と『BORDER』ではないでしょうか？
まずは『MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜〜』から。今をときめくMr.法令線男こと西島秀俊主演の非常に難解かつ複雑な内容の刑事ドラマです。『ダブルフェイス』の人気で気を良くしたか、TBSとWOWOWが力入れすぎちゃいまして、上の画像の通り『24 -TWENTY FOUR -』並に胡散臭い人物が続々登場してきまして、誰が誰だかわけわからんちんな状態になってたりします。でも、2度見とかすれば登場人物もストーリーの流れもそこそこ分かって面白さ倍増したりするんですけどね。ま、二度見なんて相当暇人じゃないと普通しないかな（汗）
で、いつもの如く簡単なストーリー（あらすじ）をご紹介したいところなんですが、あんまりにも内容が複雑すぎまして、自分で書き起こすと3時間くらい掛かりそうなので、第1話をホームページから抜粋させて頂きましたのでご了承ください。
15時8分。人通りの多い都心の繁華街で爆発が起きた。道は一瞬にして瓦礫で埋まり、粉塵の舞う中にいくつものうめき声が響き渡る。煤にまみれて助けを請う人々、カメラで現場を記録しようとする若者、泣きながら何かを見つめ立ち尽くす少女･･･搬送先の病院は多数の死者と重軽傷者で溢れかえった。大規模で凄惨なこの事件を、警察はテロの可能性も視野に入れて捜査すると発表した。
警視庁公安部特務第一課警部の倉木尚武（西島秀俊）は、監察医務院で爆心地にいた人間の遺体を確認する。もはや原型を留めていなかったが、彼にはそれが妻の千尋（石田ゆり子）だとわかった。彼を案内した捜査第一課警部補の大杉良太（香川照之）は気遣う言葉をかけるが、倉木は嘆くでも怒るでもなく、事件の詳細についてまるで尋問のように大杉を追及する。「なぜ妻は死ななければならなかったのか？ 本当の真実が知りたい」その強い思いが、倉木を衝き動かしていく。
一方、山道を進んだ崖の上で、新谷和彦（池松壮亮）は銃口を突きつけられていた。にじり寄る男たちに、新谷は「お前は百舌に早贄にされる」と告げ、崖から蹴り落とされる。
事件から数日後、大杉は早朝の公園でランニング中の公安部公安第二課巡査部長・明星美希（真木よう子）を引き留める。彼女は事件当時現場近くにいたが、それがただの偶然であると事情聴取で証言していた。美希が何らかの情報を隠していると踏んでいた大杉は強気に迫るが、美希は涼しげに大杉をかわす。そして捜査は進み、爆心地で遺体で見つかった筧俊三（田中要次）という男が爆弾所持者と特定された。目撃情報によれば、繁華街で筧が千尋のもとへ駆けつけた直後に、筧の鞄から爆発が起きたという。「私情を挟む」という理由で捜査への参加を許されなかった倉木は、筧が所属していたサイバー・テログループの幹部に単独で接触。彼らの過去の犯罪の証拠をちらつかせ、“筧が近々大物を脅して爆弾が手に入ると言っていたこと”、“受け渡しは喫茶店で女とすると話していたこと”を吐かせる。一方大杉は単独で勝手な捜査を進める倉木を訝しくも不思議に思い、裏で彼の素性を探り始める。
そして夜、倉木は仕事帰りの美希に接触する。大杉の時と同様にあしらって立ち去ろうとする美希だが、倉木はそれを許さない。彼を“怖い”と感じた美希は、自分が当時新谷和彦という男を追っていたこと、そしてその先で目撃した、筧と謎の女について話し出す。
一方、都心から外れた病院の一室では、崖下から緊急搬送された男が目を覚ました。。。
第2話以降はコチラを参照下さい。
『MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜〜』
2014年4月10日(木)9時スタート！
【TBS系列】毎週木曜日 午後9時00分～
Episode #1 都心で起きた爆弾事件…妻を失った公安のエースVS記憶を失った殺し屋 13.3%
Episode #2 殺し屋の記憶と妹の謎 12.8%
Episode #3 男の傷跡と家族の記憶 10.9%
Episode #4 刑事の誇り…父娘の絆 10.3%
Episode #5 迫る魔手白昼の激闘 10.1%
Episode #6 よみがえる殺し屋…妹の正体は 9.9%
Episode #7 倉木VS百舌 謎の女の正体がついに衝撃の真実 %
続きましては、PEPSI NEX ZEROの桃太郎CMで話題の小栗旬主演の『BORDER』デス。コチラのドラマは『MOZU』と違って1話完結式で内容も単純明快。第1話の最初の展開さえ掴んでおけば、あとは飛ばしてみても大丈夫な感じデス。以下、第一話の簡単なあらましデス。
ある日、元警察官が銃殺される事件が発生。現場に駆けつけた警視庁捜査一課の刑事・石川安吾（小栗旬）は、付近を捜索中、殺害現場の近くに潜んでいた犯人から銃撃を受け、頭部に被弾してしまう。生死の境をさまよいながら、朦朧とする意識の中で、ぐるぐると巡る「人は死んだらどこに行くんだろう」という疑問。そして、初めてわき上がってきた感情。――死にたくない。その強い思いが奇跡を起こしたのか、石川はいったん生命活動を停止しながらも、蘇生を遂げる。銃弾は脳内の非常に危険な場所に残り、予断を許さない状況に変わりはなかったが、本人の意思もあって、やがて刑事の仕事に復帰する。
その矢先、新たな殺人事件が発生。現場にやって来た石川は、泣き出しそうな顔で立っている男の子を目撃。石川だけに見えるその男の子の正体は、なんと殺された男の子だったのだ！死者が見えることに戸惑う石川だったが、進んでいく捜査の中で、自らが死者と対話できるようになった事態を受け止め、やがて、死者の声に導かれるように事件の真相に迫っていくのだった。。。
以上の通り、死者と対話する能力を身に付けた主人公 石川安吾（小栗旬）が、死者の声を頼りに難解な事件を解明していくという非常にシンプルなストーリーです。死者が登場するシーンは呪怨チックな感じがしてかなり怖いのですが、そこがまたドキドキワクワクしてオカルトマニアにはたまりません。その効果か回を追うごとに視聴率も高くなって第4話ではついに『MOZU』を追い抜くことに成功！果たしてこのまま『MOZU』をぶっち切ることが出来るのか、非常に楽しみなところであります。そして、昨年公開されたあの三陽商会の『100年コート』のムービーで主役を演じていた波瑠ちゃんが検視官役としてクールな演技を披露。これまた見逃せません！
https://www.youtube.com/watch?v=gi8sIiKa71E
ドラマ冒頭部分で小栗旬君自らがドラマの概要を毎回説明する台詞を書き起こしてみましたので、以下ご参考までにどうぞ。
人は死んだら どこに行くんだろう？
僕はある事件に巻き込まれ
頭に弾丸を撃ち込まれた。
頭の中を半周した弾丸は
脳低動脈のスレスレで止まり、
奇跡的に命を取り留めた。
ただその弾丸を取り除く手術は困難で
僕はしばらくその弾丸とともに
生きていくことになった。
その結果 僕は
死者と話せるようになった。
『BORDER』
2014年4月10日(木)9時スタート！
【テレビ朝日系列】毎週木曜日 午後9時00分～
第一話 4月10日 発現 発現〜一家惨殺事件重なった赤い足跡 9.7%
第二話 4月17日 救出 救出〜連続殺人…7人目の被害者は生きている!? 9.7%
第三話 4月24日 連鎖 連鎖〜整形した死体と血痕のないスーツの謎 10.1%
第四話 5月1日 爆破 爆破〜取扱注意と貼った死体 なぜ競技場が標的に 12.0%
第五話 5月8日 追憶 追憶〜身元不明死体の結婚指輪と記憶を失った男 橋本一 13.1%
第六話 5月15日 苦悩 苦悩〜自殺現場の枯れ枝に隠された犯行予告 11.6%
第７話 5月22日 敗北 敗北〜消えたひき逃げ車と消された証言者たち 16.7%
で、以下ボクが勝手に決める2014年春の刑事ドラマのランキングです。
第1位：『TEAM-警視庁特別犯罪捜査本部-』
第1位：『MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜〜』
第1位：『BORDER』
第4位：『トクボウ 警察庁特殊防犯課』
第5位：『ビター・ブラッド』
上位3つは甲乙つけがたいレベルでして現時点でランキングするのはちょっと無理！ってことで、3つとも第1位の評価デス。因みに『刑事110キロ 第2シリーズ』は残念ながら拝見しておりません（汗）皆様におかれましてはどんな感じでしょうか？