王・長嶋になるより、ラグビーの平尾になりたい。

平尾誠二の『知のスピードが壁を破る』

オッサン世代の英雄デス。


ラグビーW杯イングランド大会、

後半終了間際大逆転による
歴史的勝利を収めた対南ア戦。

わずか中3日、前半善戦するも
後半力尽きた対スコットランド戦。

これで1勝1敗。
勝負はまだまだこれからデス。

10月3日(土)対サモア
10月11日(日)対アメリカ

目指せベスト8!
残り試合頑張って応援するデス。

seiji_hirao 平尾誠二

で、ボクらの学生時代、
ラグビーと言えば、
大学3連覇の偉業を果たした
同志社大学ラグビー部でして、

中でもスーパースターだったのが
伏見工で全国高校選手権大会優勝、
同志社大学で大学選手権3連覇、
神戸製鋼で日本選手権7連覇を
達成した天才スタンドオフ

平 尾 誠 二 。

学園ドラマ「スクールウォーズ」の
モデルともなったラガーマンで、

同大時代は人気ブランドから
最も無償サンプルが
提供された男として
京都でも話題になっていました。

五郎丸歩

今話題のフルバック五郎丸歩も
相当カッコいいですが、
やっぱり平尾誠二の顔は別格。

かの英国のバイロン卿は
「ナポレオンになるより、ブランメルになりたい。」
と、名言を残していますが、

ボクらの世代では
「王・長嶋になるより、平尾になりたい。」
と、言ったとか言わなかったとか。

※ボー・ブランメルとは?
元祖ダンディズムと呼ばれた英国人。

現在、神戸製鋼コベルコスティーラーズ
総監督兼任ゼネラルマネージャー。

「知のスピードが壁を破る」
―進化しつづける組織の創造

1997-2000年 日本代表監督。

現役時代は「ミスターラグビー」
とまで持て囃されたものの
当時のラグビーの日本代表監督は
アマチュアリズムに則り無報酬。
もちろんスタッフ、選手も同様。

所属していた神戸製鋼からの
収入や講演、著書の印税等で
やり繰りしていたと思われます。

で、同書籍に書かれているのは
日本代表監督での経験から得た
組織論が十二分に書かれています。

そのキーポイントを
H・テイジャーの言葉を借りて
簡単に説明すると・・・

「真のリーダーたる者は、
究極と言える理想のチームを
イメージ・デザインし、
プレイヤーたちに向けて
哲学的に伝播させることから
始めなければならない。」

それが粛々と実行出来なければ、
カリスマの平尾誠二氏でさえ
監督として、リーダーとして
深い苦悩を抱えることになります。

基本中の基本かもしれませんが、
なかなか実行できないのが実情。

さ、日本代表しっかり応援するデス。