グレート・ビューティー 追憶のローマ。

グレート・ビューティー 追憶のローマ the-great-beauty

グレート・ビューティー 
追憶のローマ

監督:パオロ・ソレンティーノ
主演:トニ・セルヴィッロ


敬愛する島地勝彦先生著書の
お洒落極道」P281

三越伊勢丹の大西洋社長との
熱い対談の中で、
島地勝彦先生がこの10年で
最高の映画の評価をしてまして、
さらに3回も観たと言われれば、
ボクも観ないわけにはいきません。

しかも、アカデミー賞と
ゴールデン・グロ­ーブ賞の両方で
外国語映画賞を受賞してるし。

ってことで、早速ツタヤで
DVDを借りて鑑賞次第デス。

グレート・ビューティー 追憶のローマ grand-ebellezza

がしかし、
どっからどう見ても
イタリア映画なわけでして、
実際は伊仏合作だそうですが、

ローマを舞台とした
美しい映像には魅了されますが、
60代半ばの作家(独身男性)を
­主人公としたエスプリと寂寥感が
交差するストーリー展開は、
僕には経験不足の感が否めません。

故に10年後、
もう一度見直したいところデス。

島地先生、ゴメンナサイ(汗)

因みに主役のトニ・セルヴィッロが
着用しているスーツ・ジャケットは
ナポリのチェザーレアットリーニの
ス・ミズーラだそう。

※ス・ミズーラ=オーダーメイド

PS.

予告編はなかなかいい感じデス。

予告編観てから本編観たほうが
理解早かったかも(汗)

PS2.

さて、歴史上ヨーロッパにて
モテ男の一人として伝わるのが、
先日ご紹介したばかりの
ユリウス・カエサルだそうでして、

カエサル、英語読みシーザーが
どれほどモテたかということが、
これまた島地勝彦先生著書の
甘い生活」に愛人名とともに
記載されてましたので、
ちらっとご紹介させて頂きます。

塩野七生先生著書の
「ローマ人の物語」から抜粋して
まとめにしてくれた模様デス。

1.クラッススの妻テウトリア
2.ポンペイウスの妻ムキア
3.ガビニウスの妻ロリア
4.ブルータスの母セルヴィーリア
5.クレオパトラ

有名人の妻だけでご覧の通り。
しかも政敵の奥さんまで!?汗

で、カエサルは、
大阪弁で言うところの
はげちゃびんだったのに
何故そんなにモテたのか?
その理由まで記載されてました。

以下、どうぞご参考までに。

1.会話にきらりと光るエスプリと諧謔があった。
2.愛人たることを堂々と公言して隠そうとしなかった。
3.女の前では威張らず、むしろ少年のように可愛いと思わせた。
4.女に飽きられるまで関係を続け、決して自分から決別することはなかった。
5.女を蕩けさせる製の妙手だった。

※諧謔:ユーモアのこと