毎日手にするモノにこそ
惜しみなく金を使うべし。
先日もご紹介した我が愛用品
プラチナが誇る定番万年筆
#3776 センチュリーが、
偶然にも先月末BSジャパンの
テレビ番組「ものラボ」にて
その歴史含めて紹介されてたんで、
自慢も兼ねて再紹介致します(笑)
因みにボクが所有してるのは
シャルトルブルーと黒の2本デス。
第一次世界大戦が終了した
翌年の1919年(大正8年)に
岡山県で輸入万年筆の
販売業を営んでいた中田俊一が
東京・上野で中屋製作所を創業。
更に太平洋戦争開始直後の1942年、
金属の王様「プラチナ」を冠した
プラチナ万年筆株式会社に改名し、
第二の創業に踏み出す。
2代目社長・中田俊弘が
美しい日本文字の為の万年筆を
作ることを目的に
ミスター万年筆こと
作家の梅田晴夫に協力を依頼。
梅田の千本を超える
コレクションから特に優れた
万年筆12本の長所を合わせ設計。
作家50人の協力で
試作・試用を繰り返して、、、
1978年、
日本一を誇る富士山の標高に
日本最高峰の品質を込めた
ネーミングの万年筆
#3776 ギャザードが完成。
ペン先(ニブ)には富士山と
3776の数字、ハートマークの
デザインがあしらわれ、
爆発的な売り上げを記録し、
看板商品となったわけデス。
しかし、1980年代に入ると
万年筆より使い勝手のいい
ボールペン普及時代へ突入。
万年筆は放置しておくと
インクが乾いて書けなくなる
デメリットがあったのデス。
そこで、
2重キャップで外気を遮断し、
内部を完全気密状態にすることで
1年以上万年筆を放置しても
インクの乾きがない格安万年筆
PREPPY(プレピー)を開発。
2007年に発売するやヒット商品に。
さらにこのプレピーの密閉機能を
#3776へ応用しようとするんですが
キャップをパチッと填める
スナップ式でないと
この機能は使えないことが発覚。
#3776をネジ式から
スナップ式に変更すれば
この問題は解決するんですが、
高級万年筆の#3776に
スナップ式のキャップは有り得ない。
そこで、
若手設計者のアイデアで
インナーキャップがペン本体と
一緒に回転しながら密閉する
新しい密閉機能を採用。
「スリップシール機構」と命名され、
見事プラチナの特許技法に。
そして完成したのが、
我が愛用するコチラの万年筆
#3776 センチュリー。
2019年にプラチナ万年筆が
創業100年を迎えることから
センチュリーと命名されてます。
半年間放置した
従来品の#3776は
インクが乾いて書けませんが、
#3776 センチュリーなら
半年間放置してもご覧の通り
さらさら書けるという具合デス。
因みに2年間放置しても
センチュリーなら大丈夫とか。
さ、皆様もご一緒に
プラチナのセンチュリー如何でしょ?
LAMYのも素敵ですけどね(笑)
繰り返しますが、
毎日手にして一生使えるモノに
お金掛けないなんて不幸ですぞ!
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