総 理 。

総理 山口敬之

事実は小説よりも奇なり。


TBSの一記者であった
著者 山口敬之氏が、
安倍晋三総理、麻生太郎外相、
菅義偉、故 中川昭一といった
名だたる政府首脳の懐に入り込み、

特に安部総理と麻生外相双方の
絶大なる信頼を勝ち得て、
過去の大きな政局の裏事情を
惜しみなく書き綴ったのが
本著最大の特徴と言えましょう。

特に小泉政権の
任期満了で発足した
2006年第一次安倍内閣において
松岡利勝農水大臣の自殺、
年金記録問題、潰瘍性大腸炎、
参議院選での大敗などが重なり、
僅か1年で内閣総辞職せざる
得ない精神的状況に追い込まれ、
安倍晋三の政治生命ももはや
これまでかと思われていた中、

2012年12月、
民主党政権を3年で終焉させ、
第二次安倍内閣を発足、
かつての安倍晋三とは思えぬ
強気のハイパフォーマンスで
不死鳥の如く蘇ったその裏には
一体何があったのか、

そして、

安倍の対米、対中外交の思惑とは?

それら誰もが知りたかった内情を
まさに核心に迫ったレポートで
読めることは驚くに値するかと。

著者である山口敬之氏自身が
よほど信頼に足る記者であった、
またギブアンドテイクの出来る
男であったということであろう。

但し、だからと言って、
安倍首相のやることすべてが
常に正しい!なんてことは
全然感じませんでしたが(苦笑)

総理
★★★★☆
著者:山口敬之