国立博物館 法隆寺宝物館にパワースポット大発見!

国立博物館 法隆寺宝物館 tokyo national museum horyuji (1)

東京国立博物館に癒しの空間発見デス!

一昨日ご紹介させて頂きました
東京国立博物館の平成館で開催中の
開山・栄西禅師800年遠忌 特別展の
栄西と建仁寺」の帰り際に
法隆寺宝物館なる訪問したことのない
近代的な建物を発見!

国立博物館 法隆寺宝物館 tokyo national museum horyuji (9)

もちろん「法隆寺」と言えば
「鐘が鳴る鳴る法隆寺」こと
聖徳太子ゆかりの寺院でもあり、
創建607年の世界最古の木造建築として
日本で一番最初に世界遺産登録された
奈良の斑鳩にある法隆寺のことです。

その法隆寺から明治11年(1878年)に
皇室に献納されたという宝物が
300点ほど収蔵・展示されてるんだとか。
※現在は国有化財産デス。

因みに宝物の献納の見返りに
法隆寺は金一万円が下賜されたとか。
※現在の金額にして数億円。

国立博物館 法隆寺宝物館 tokyo national museum horyuji (7)

コンクリート打ちっぱなしの
シンプルで美しい建物は
ニューヨーク近代美術館新館や
日本IBM幕張テクニカルセンター、
東京都葛西臨海水族園、
水道橋の東京倶楽部などを設計した
大物建築家 谷口吉生氏の作品で、
意外にも15年前の1999年に
完成した建物だったんデス。

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中に入ってびっくりデス!

シックで静寂な世界が広がる中、
正倉院宝物よりも一時代古いと言われる
飛鳥時代から奈良時代前期を中心とする
歴史的・文化的に価値が高い仏像や
工芸品がずらりと並んで圧巻デス。

とても静寂とした神秘的な空間で、
パワースポットと言われても
何も不思議ではありません。

※撮影禁止マークがついてない
宝物であれば写真撮影もOKデス。

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この仏像さんなんか如何でしょ?

銅造観音菩薩立像のひとつですが、
8世紀以前に作られた仏像だそうで
そんな大昔からこんな精巧な仏像が
作られていたんですね。

ご利益を感じないわけにはいきません。

国立博物館 法隆寺宝物館 tokyo national museum horyuji (5)

コチラの仏像さんたちは
別の部屋に展示されてるんですが、
同じく1100年以上もの間、
こうやってずっと日本の人々を
観察し続けてきたわけなんです。

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こちらは伎楽面の展示室。

伎楽面(ぎがくめん)とは
伎楽につかわれた仮面のことで、
世界最古に属する面なんだそうです。

その伎楽とは日本書紀によれば
推古天皇の時代(612年)に
中国南部の呉から伝えられた演劇で、
752年の大仏開眼供養でも上演され、
正倉院にはその時使用された
伎楽面が今も残されているとか。

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但し、非常にもったいない話で、
奥に入った目立たない場所柄、
ほとんど見学される方がおられません。
こんなにパワーを感じれるのに。

注目されれば一気に人気化する
可能性もあるのではないでしょうか。

国立博物館 法隆寺宝物館 tokyo national museum horyuji (8)

そんなわけで、
ぜひ「栄西と建仁寺」を観たついでにでも
この法隆寺宝物館へ立ち寄って、
飛鳥・奈良時代に生まれた
神秘的な古のパワーを
感じてこられては如何でしょうか?

「栄西と建仁寺」を
ご覧になられた方は無料で
もちろん見学できますよ。