ハイライズ vs ローウエスト、どっちが脚長?どっちが美脚?

ハイウエスト vs ローライズ high_waist_and_low_waist_2

業界のアンチテーゼに迫ってみた。


繊維ジャーナリストであられる
南充浩氏の繊維産業ブログにて
興味深い記事が紹介されていた。

ファッション業界の説明では
一般消費者を納得させられない

要はこういう内容だ。

2000年頃登場した股上の浅い
ローライズパンツ(画像右)は
脚長効果をキャッチフレーズに
ブームを巻き起こしたが、

ここ数年ブームとなっている
股上がやたらと深い
ハイウエストパンツ(画像左)も
同じ脚長効果をうたっている。

一体どっちがホントやねん?と。

業界の都合に合わせた
ダブルスタンダードちゃうの?と。

こんないい加減なことを
相も変わらず続けていたら、
益々消費者に不信感が募って
足が遠のいていっちゃうよ、
というファッション業界への
南氏の警笛に思えてならない。

この業界に片足だけ
突っ込んでいる身として
この悪しき慣習をこのまま
放置しておくには忍びない。

しかし、

残念ながらボクには
それを是正するだけの力は
備わっているはずもなく。

そこで、

ハイウエストとローライズ、
どっちが脚長に見えるのか?

その部分だけに絞って、
Heritager的に検証してみた。

下手っぴな画像加工は
この際ご容赦頂きたい(苦笑)

ハイウエスト vs ローライズ high_waist_and_low_waist_front

ご覧になって如何だろうか。

左のハイウエストのほうが
微妙に脚長に見えなくもないが、
バランスが良いとは言えない。

一部の男子には脚ではなく、
腸が長く見えるといった意見も。

さらに骨盤横の大転子の骨格が
出っ張っている体型の場合、
余計にお尻の大きさが
強調されてしまう恐れがある。

ハイウエスト vs ローライズ high_waist_and_low_waist_back

後姿はどうだろうか。

どちらが脚長に
見えるかはさておき、
右のローライズに比べて
左のハイウエストのパンツは
余計にお尻の存在が強調されて
見えるのではないだろうか。

以上、結論的に言うと、
こんなことが言えるのかと思う。

脚長に見えるのは微妙に
ハイウエストかもしれないが、

バランスの良い美脚に見えるのは
ローライズのほうかもしれない。

またお尻が小さいことに
コンプレックスを感じ、
お尻を大きく見せたい場合は
ハイウエストのパンツを。

逆にお尻を小さく見せたい場合は
ローライズを選択するのが
得策ではないだろうか。

ハイウエストとローライズ、
それぞれ役割分担があるようで、
どちらかが肯定されるものでも
否定されるものでもないことだけは
確かなようだが、

単なる流行に惑わされることなく、
自身の体型と向き合いながら、
自分スタイルを作っていくのが
望ましいのではないだろうか。