ファッショニスタが選んだ椅子100選。

カーサ・ブルータス

CasaBRUTUS (カーサブルータス)
2017年9月号 椅子選び


昨日、良い革靴選びとは、どんなに試着したとしても、当たるも八卦当たらぬも八卦の世界なのだ。と、達観しように東雲乃風が書いてましたが、実は椅子選びも同じようなことがきっと言えるんだと思います。自分の体型に合った椅子をくれぐれも慎重に選ばれるのが宜しいかと。

さて、今月発売のCasa BRUTUS 9月号は、「時代を先取りするファッショニスタが選んだ椅子100選」なんていうボクのハートを鷲掴みにするような素敵テーマが掲載されてまして、早速同書を熟読&読了させて頂きました。

何しろ1年半前まで、大塚家具をはじめとしたインテリアショップに足繁く通って、ありとあらゆる椅子に散々座り倒して、あーでもないこーでもないとブツブツ心で呟きながら椅子探ししてたわけでして、あれから1年半、ちょうど落ち着いた今の時期にこういうテーマ投げられると、ノスタルジーに沸き返ります(笑)

しかも実際に椅子が使われている部屋の画像なんかを見てると、椅子だけじゃなくて本棚とか、壁の絵とか、床の色とか、インテリアグッズとか、その部屋の住人の人となりまでが見えて愉しい。特にSOPH.代表の清永浩文さんなんかのお部屋には、沢山のしかもレトロなヴィンテージチェアが悪目立ちすることなくしっかり溶け込んでいて、その選択眼に驚かされます。ボクだったらそれらを選ぶだけで一生の時間が掛かっちゃうでしょうね(苦笑)

オカムラ コンテッサ

で、ボクが1年以上、あーでもない、こーでもないと呟きながら探しまくって、最終的に納得出来た椅子がこのオカムラのコンテッサ

イタリア人のカリスマ工業デザイナー・ジウジアーロによってデザインされたとは言え、そこはやっぱり日本のブランドでして、日本人というか東洋人独特の平べったいお尻とかの体型が程良く反映されてまして、今のところ5時間程度座りっぱなしでいても何ら違和感を感じません。

但し、今年2017年4月にコンテッサⅡ(セコンダ)なる新型が発売開始になりまして、ちょっと羨ましい感じが否めません。

オカムラのWEBサイトで確認したところ、メッシュフレームを薄くして柔軟になったとか、座面のホールド感を向上させたとか、上質なメッシュ素材を新たに開発したとか、なんだかいいことづくめじゃないですか!

PS.

でもね。ボクはこのコンテッサとずっと一生を共にしますよ。リビングチェアやダイニングチェア、マッサージチェア、ソファなんかの他の種類の椅子を買い足すつもりはありません。来訪者用の椅子としてイームズのエッフェルベースをひとつふたつ買い足すことはあるかもしれませんが。

 

□□□ 東雲乃本 □□□□□□□□□□

以前にコチラで紹介した
村上春樹 雑文集の中に

まだ村上春樹さんが
国分寺駅前でジャズバーを
経営されてた時の素敵なお話が
掲載されてましたので
ぜひお読み頂きたいなと。

P228から始まる
「ビリー・ホリデイのお話」
ってタイトルのストーリーで
名もなきアメリカ人米兵が
主人公の実話なんですが

ジャズってどういう音楽か?

長年ジャズに親しまれた
村上春樹さんでさえ
説明しにくいこの問いに
この話を例にして回答されてます。

じんわり心温まるジャズのお話
ぜひ機会あればご一読を。