2020.12.24(木)12:30~
俵屋宗達の傑作「舞楽図屛風」がメインだった前期展に続いて、同じく宗達の傑作「風神雷神図屏風」がメインに代わった琳派と印象派の後期展にもお邪魔してきました。
風神雷神図屏風については2014年に東京国立博物館で開催された「栄西と建仁寺展」にて実物を、京都・建仁寺でもレプリカを2度鑑賞していますので、今回はそれ以外の琳派の作品に集中デス。
以下、備忘録的で恐縮ですが・・・
江戸図屏風 / 作者不明
江戸時代 17世紀前半
六曲一隻 紙本金地着色
各 163.5 x 370.2
国立歴史民俗博物館蔵
寛永11年(1634年)から同12年6月2日までの間に、武蔵忍藩主だった松平信綱が絵師に製作させた屏風絵で、三代将軍・家光の御成に際し御成りの間を飾る屏風として使用されたそうデス。
その後に使用されることはほとんどなかったため、江戸時代初期の作品にも拘わらずめちゃくちゃ綺麗に残っているのかなと。
四季草花図屏風 / 池田孤邨
江戸時代 19世紀
六曲一隻 紙本金地着色
各 117.3 x 279.2
石橋財団アーティゾン美術館蔵
【手前】新撰六歌仙四季草花図屏風 / 酒井抱一
江戸時代 19世紀
八曲一隻 紙本金地着色
各 108.3 x 380.6
石橋財団アーティゾン美術館蔵
【奥側】芥子藪柑子図 / 酒井抱一
江戸時代 19世紀
2幅 絹本着色
各 100 x 47
石橋財団アーティゾン美術館蔵
孔雀立葵図屏風 / 尾形光琳
18世紀前半
二曲一双 紙本金地着色
各 146 × 173
個人蔵
四季草花図扇面貼交屏風 / 中村芳中
江戸時代 18-19世紀
二曲一双 紙本着色
各 157.2 × 157
石橋財団アーティゾン美術館蔵
源氏物語 浮舟、夢浮橋 / 伊年印
江戸時代 17世紀
一面 紙本着色
58.3 × 108.5
石橋財団アーティゾン美術館蔵
※「伊年印」とは俵屋宗達が主宰した工房と言われています。
藤・蓮・楓図 / 鈴木其一
江戸時代 19世紀
三幅 絹本着色
各 123.4 x 39.0
石橋財団アーティゾン美術館蔵
以上、琳派お腹いっぱいになる素敵な展覧会でした。
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□
Wonder Cocktail / ワンダーカクテル
vol.33『君の背までの距離』
著者:わたせせいぞう