2023.03.23(木)11:00~
国立新美術館にて
6/12(月)まで開催中の
ルーヴル美術館展 愛を描く
老体に鞭打って
お邪魔してきたので以下備忘録。
ルーヴルには愛がある。
38万点以上と言われる
膨大なコレクションを有する
ルーブル美術館所蔵品の中から
16-19世紀半ば頃までに描かれた
愛に纏わる絵画73点をピックアップ。
テーマがテーマなだけに
お年頃の女性でごった返しておったぞな。
まずはポスターになった2枚をご紹介。
フランソワ・ブーシェ
《アモルの標的》
1758年 油彩/カンヴァス 268 × 167 cm
ルイ15世の公妾
ポンパドゥール夫人からも
依頼を受けていたと言われるのが
この絵を描いたフランソワ・ブーシェ。
アモルとはキューピッドのこと
だけど、どのアモルも顔が怖い(笑)
フランソワ・ジェラール
《アモルとプシュケ》、または《アモルの最初のキスを受けるプシュケ》
1798年 油彩/カンヴァス 186 × 132 cm
愛の神アモルと
プシュケの恋物語のワンシーン。
昔むかしある国に
美しい3人の娘を持つ王様と妃がいた。
3人の王女の中でも
特に末娘プシュケは別格で
その美しさは愛を司る女神
ヴィーナスをも嫉妬させるほどだった。
そこで嫉妬に燃えたヴィーナスは
彼女をこの世で一番醜い生き物と
結婚させるよう息子のアモルに命じます。
しかし、アモルは誤って
最初に見たものに恋をしてしまう
呪いの矢を自分に刺してしまいます。
それが故に矢の狙いを定めていた
プシュケをアモルは最初に見てしまい
彼女に恋をしてしまうのデス。
そして、紆余曲折を経て
アモルとプシュケは結ばれるという。
ジャン=オノレ・フラゴナール
《かんぬき》
1777-1778年頃 油彩/カンヴァス 74 × 94 cm
『盗まれた接吻』(1787)
(エルミタージュ美術館)の
対作品と考えられてるそうな。
ギヨーム・ボディニエ
《イタリアの婚姻契約》
1831年 油彩/カンヴァス 100 × 138 cm
立体感が溢れてて
異常にリアルな絵でびっくり!?
ギョーム・ボディニエ覚えておいて損ナシ。
以下、撮影許可された絵画をどうぞ。
クロード=マリー・デュビュッフ
《アポロンとキュパリッソス》
1821年 油彩/カンヴァス 192 × 227.5 cm
アヴィニョン、カルヴェ美術館
可愛がっていた牡鹿を
うっかり投げ槍で殺してしまった
キュパリッソスは生きる気力を失い
永久に嘆き続けたいと神々に哀願し
その結果、糸杉に変身するという神話から。
力を落としたキュパリッソスを
アポロンが優しく支えようとするシーン。
アリ・シェフェール
《ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊》
1855年 油彩/カンヴァス 171 × 239 cm
不義の恋の末に断罪され
永遠に地獄を漂うパオロと
フランチェスカの亡霊に出会った
古代ローマの詩人ウェルギリウスと
「神曲」を書いた14世紀の詩人ダンテの図。
ウジェーヌ・ドラクロワ
《アビドスの花嫁》
1852-1853年頃 油彩/カンヴァス 35.5 × 27.5 cm
民衆を導く自由の女神(1830)で
知られるあのドラクロワの作品だ。
□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□
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