冤・蚕の王。

蚕の王 安東能明

日本の闇に迫った書。


袴田事件に興味があり
詳細を調べているうちに
出逢った小説が冒頭のソレ

《蚕の王》安東能明

戦後間もないころ
拷問による自白強要により
数多く生み出された日本の免罪事件。

その原点ともいえる
静岡の二俣事件を舞台にして
どのようなメカニズムで
冤罪が生み出されていったのか

そして、弁護士たちは
死刑判決まで受けた被告人の
無実をどうやって晴らしていったのか。

実際の事件をもとにした
ほぼほぼノンフィクション小説
面白くないわけがない。

さすが昭和時代
思い返してもいろんなことで
ハチャメチャな時代だったなと(苦笑)

ま、昭和に限らずだけど
出来心の不正がいつのまにか
巨大不正にまで発展するんよね。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□

【スクープ】世界初の「線虫がん検査」、衝撃の実態

線中を使って
尿一滴を検査するだけで
がんのリスクが分かるという
「N-NOSE」についての警告記事。

線虫はがん患者の尿の匂いを好み
健常者の尿の匂いは嫌うため
線虫の動く方向でがんの判定が
出来るという触れ込みだったのだが。

週刊文春の以下警告生地も合わせてどうぞ。
「尿一滴でがんがわかる」で話題 線虫がん検査「精度86%」は問題だらけ

なぜこんな未解明な検査を
TV広告まで出すビジネスに
利用してしまったのか
その闇が知りたいところである。

とはいえ10年後
線虫が尿のなんの匂いを
標的にして移動するのかその謎が
万に一つにも解明されるやもしれない(笑)