2024 大阪・京都の旅 vol.20 嵯峨嵐山文華館 x 百人一首。

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・フィギュア人形

いよいよ本旅もオーラスに。


嵯峨嵐山文華館の企画展で
松尾芭蕉の生い立ちに浸ったあと
最後に鑑賞したのが百人一首の常設展示室。

そもそも嵯峨嵐山文華館は
藤原定家が百人一首を選定した
山荘のある小倉山の麓にあり
百人一首のために作られた美術館
と、言っても過言ではないだろう。

因みに藤原定家の山荘は
二尊院常寂光寺に跡地が残っているが
正確な場所は分かっていない。

残念ながら当日は
百人一首にまつわる展示が
ほとんどなかったんだけど
冒頭画像にもあるフィギュアの展示
コレが圧巻だったんで大満足だ。

以下、その一部をご覧アレ。

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・秋の田の 仮庵の庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ 天智天皇

秋の田の 仮庵の庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ

天智天皇

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山 持統天皇

春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山

持統天皇

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・天の原 ふりさけ見れば 春日なる三笠の山に 出でし月かも	安倍仲麿

天の原 ふりさけ見れば 春日なる三笠の山に 出でし月かも

安倍仲麿

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・	花の色は うつりにけりな いたづらにわが身世にふる ながめせしまに	小野小町

花の色は うつりにけりな いたづらにわが身世にふる ながめせしまに

小野小町

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど	大江千里

月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど

大江千里

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・	このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに	菅家

このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに

菅家

菅原道真公だね。

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ 貞信公

小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ

貞信公

藤原忠平(880~949年)

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・夏の夜は まだよひながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ 清原深養父

夏の夜は まだよひながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらむ

清原深養父

清少納言のお爺ちゃん

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな 右近

忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな

右近

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・契りきな かたみに袖をしぼりつつ 末の松山 波こさじとは	清原元輔

契りきな かたみに袖をしぼりつつ 末の松山 波こさじとは

清原元輔

清少納言のお父ちゃん

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな	謙徳公

あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな

謙徳公

藤原伊尹 / ふじわらのこれただ(924~972)

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき あさぼらけかな 藤原道信朝臣

明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき あさぼらけかな

藤原道信朝臣

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・歎きつつ ひとりぬる夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る 右大将道綱母

歎きつつ ひとりぬる夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る

右大将道綱母

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・忘れじの行末までは難ければ 今日をかぎりの命ともがな 儀同三司母

忘れじの行末までは難ければ 今日をかぎりの命ともがな

儀同三司母

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・大納言公任

滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞えけれ

大納言公任

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・和泉式部

あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今ひとたびの 逢ふこともがな

和泉式部

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・紫式部

巡りあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな

紫式部

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・大弐三位

有馬山 猪名のささ原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする

大弐三位

紫式部の娘だね。

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・赤染衛門

やすらはで 寝なましものを 小夜更けて 傾くまでの 月を見しかな

赤染衛門

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・小式部内侍

大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも 見ず天の橋立

小式部内侍

和泉式部の娘だね。

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に 匂ひぬるかな	伊勢大輔

いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に 匂ひぬるかな

伊勢大輔

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・清少納言

夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも 世に逢坂の 関はゆるさじ

清少納言

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・三条院

心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな

三条院

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・清少納言

ながからむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものをこそ思へ

待賢門院堀河

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・鎌倉右大臣

世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも

鎌倉右大臣

嵯峨嵐山文華館 x 百人一首・後鳥羽院

人も惜し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は

後鳥羽院

イメージは如何だったかな?

そんなわけで、2024 大阪・京都の旅 了。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□

おもろすぎ(笑)