京都の歴史を「京都―洛中洛外図と障壁画の美」in 東京国立博物館でお勉強。

特別展「京都―洛中洛外図と障壁画の美」 平成館

最近アートがマイブームでして(笑)


先日レポートしました東京現代美術館で開催中の吉岡徳仁-クリスタライズに続きましては・・・

2013.10.22(火)2011年5月頃に開催された特別展「写楽」 以来、久しぶりに東京国立博物館 平成館へ来館。

その目的とは・・・

東京国立博物館 特別展「京都―洛中洛外図と障壁画の美」

特別展「京都―洛中洛外図と障壁画の美」

大学生時代の4年を過ごした京都の街はボクにとって特別の場所。

でも、灯台下暗しの故事通り学生時代の4年間、歴史に触れる機会なんて見事にナッシングだった為、今更ながらそれを補おうとする魂胆デス(滝汗)

東京国立博物館 本館 京都―洛中洛外図

さて、本特別展のメインの展示物となるのは、コチラの 洛中洛外図屏風

洛中洛外図屏風とは京都の市街(洛中)と郊外(洛外)の景観や風俗を描いた屏風絵のことで、戦国時代の16世紀初頭から江戸時代にかけて当時の実力者たちが狩野永徳などの人気絵師に数年の歳月を掛けて制作させたものだそうです。

現在1点が国宝、6点が重要文化財に指定されており、今回の特別展で期間を分けてではありますが、すべてご覧頂くことが出来るんデス。

なお、上の洛中洛外図屏風の画像に関しては特別展の展示物すべてが撮影禁止だった為、本館にある撮影可能な筆者不明の洛中洛外図屏風を参考として撮影させて頂いたものなのでご了承を。

以下、展示されていた洛中洛外図屏風デス。

洛中洛外図屏風 舟木本 右隻  岩佐又兵衛筆 江戸時代・17世紀

洛中洛外図屏風 舟木本 左隻  岩佐又兵衛筆 江戸時代・17世紀 

上:[重文] 洛中洛外図屏風 舟木本 右隻 岩佐又兵衛筆
下:[重文] 洛中洛外図屏風 舟木本 左隻 岩佐又兵衛筆

6曲1双 江戸時代・17世紀 東京国立博物館所蔵

右端に豊臣家の象徴である方広寺大仏殿、左端には徳川家の二条城を置いて対峙させているのが特徴。描かれている人物の数は2500人に及びます。元々滋賀の舟木家に伝来したことから舟木本の名で親しまれるようになりました。

なお、舟木本のみに関しては会期中継続してご覧頂けます。

[国宝] 洛中洛外図屏風 上杉本 右隻  狩野永徳筆 室町時代・16世紀 

[国宝] 洛中洛外図屏風 上杉本 左隻  狩野永徳筆 室町時代・16世紀 

上:[国宝] 洛中洛外図屏風 上杉本 右隻 狩野永徳筆
下:[国宝] 洛中洛外図屏風 上杉本 左隻 狩野永徳筆

6曲1双 室町時代・16世紀 山形・米沢市上杉博物館所蔵

景観年代は室町幕府十三代将軍足利義輝が在職中の永禄4年(1561年)から永禄8年5月までの間と推定。

もともとこのこの洛中洛外図屏風は時の将軍 足利義輝が上杉謙信に対して「上洛して管領に就任せよ。」というメッセージを込めて贈るため狩野永徳に発注したのが始まりだそうです。

しかしながら、永禄8年(1565年)5月に起きた永禄の変にて足利義輝が30歳の若さで殺害された為、同年完成した絵は永徳の手元に留まることになります。

そして、織田信長が上洛したあとの天正2年、永徳は京都を事実上支配していた信長に接近し、この画は信長が当時同盟を結ぶ必要があった上杉謙信のもとへ予定通り贈られたそうなんデス。とても数奇な運命を経ている画というわけですネ。他にも以下の画が11/4まで現在展示されています。

[重文] 洛中洛外図屏風 歴博乙本 室町時代・16世紀
[重文] 洛中洛外図屏風 勝興寺本 江戸時代・17世紀

以下は11/6より展示予定の画デス。

[重文] 洛中洛外図屏風 福岡市博本 江戸時代・17世紀
[重文] 洛中洛外図屏風 池田本 江戸時代・17世紀
[重文] 洛中洛外図屏風 歴博甲本 室町時代・16世紀

その他にも第2部「都の空間装飾─障壁画の美」にて京都御所の狩野孝信筆「賢聖障子絵」狩野永徳筆「群仙図襖」、石庭で有名な龍安寺の「群仙図襖」や二条城の二の丸御殿 黒書院一の間にある狩野尚信筆「松桜柴垣禽鳥図」「楼閣山水図」「桜花雉子図」、「楼閣山水図」、二の丸御殿 大広間四の間にある狩野探幽筆「松鷹図」がご覧いただけます。

東京国立博物館 自撮り

そして、恒例の平成館のガラスで自撮り(笑)

ココ有名な自撮りスポットで何人もガラスに映って自撮りしてらしゃいますよ。

因みにボクが着用しているのは、リップ・ヴァン・ウィンクルのレザーシャツ。5,250円という格安で落札したアイテムです(汗)

パンツはgoaのライディングパンツ、メッセンジャーバッグはお馴染みCote&Ciel。

続いてさくっと上野恩賜公園を散策。

上野恩賜公園

異国情緒満載な公園デス。

上野恩賜公園 大道芸

大道芸もよく披露されていて中国な雰囲気プンプンです。仕事で何度も訪れた上海を思い出しますねえ。

上野恩賜公園 スターバックス

公園内のスターバックス。

上野恩賜公園 パークサイドカフェ PARK SIDE CAFE

そして、パークサイドカフェ。

ここだけ公園内でも雰囲気が違うような・・・

以上、特別展「京都―洛中洛外図と障壁画の美」in 東京国立博物館のレポートでした。

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