懐 古 。

お蔵入りされてるお気に入り。


2017年1月25日をもって
サービスが停止された
UNIQLOCK

そろそろ復活してくれないかな。

ずっと待ってるんですけど。

□□□ 東雲乃本 □□□□□□□□

★★★☆☆
新選組戦場日記
永倉新八「浪士文久報国記事」を読む
著者:木村幸比古

どっぷり嵌ってます(汗)

新選組の主力メンバーの中で、明治維新以降も長く生きながられたのは、永倉新八・斎藤一・島田魁の3人。

で、そのうちの新選組四天王の一人にも数えられた二番組組長・永倉新八が、約5年にわたる新選組での活動を振り返って、明治9年頃に書き終えたとされる戦記が、この「浪士文久報国記事」。

実はこの戦記、永倉新八が存命中の時から長く行方不明になっていたのであるが、偶然にも1998年に大発見されたという逸話をもっている貴重な一級資料。

つまり、「新選組始末記」を書いた子母沢寛も、「新選組血風録」を書いた司馬遼太郎も読むことが叶わなかった貴重な資料というわけだ。

1863年小石川伝通院での浪士募集から、1968年甲府勝沼戦争での敗北後、永倉が近藤勇・土方歳三の二人と袂を分かつ迄の6年間の戦記を書き遺している。

特に本書は永倉自身の武勇には一切触れず、主だった事件のあらましだけを淡々と書き綴っており、信憑性の高い資料であることが伺いしれる。

なお、子母沢寛や司馬遼太郎の書では手の付けられない極悪非道な人物として描かれている新選組初代筆頭局長の芹沢鴨だが、確かに酒乱で悪童の部類に入るが、小説で書かれてるほど酷い人物ではなかったようだ。

ひょっとすると、近藤勇や土方歳三のほうがよほど悪人だったのかもしれない。