人生初めての皇居一般参観、その申込方法と訪問記録(1/2)

加藤清正公 富士見櫓 皇居一般参観 the Imperial Palace (9)

上京26年目にして初めての参観!


さて、江戸城本丸御殿のあった
現在の皇居東御苑のほうには
何度か足を運びましたが、

新年一般参賀などの公式行事で
皇族の方々がお出ましになられる
長和殿ベランダのある宮殿側、
江戸時代に西の丸があった場所、

実はボク参観したことが
過去一度もございませんでした。

で、今更ではありますが、
約80名の参加者の方々とご一緒に
初めて皇居一般参観した次第。

以下、一般参観の申込方法と
その訪問レポートでございます。

桔梗門 皇居一般参観 皇居一般参観 the Imperial Palace (1)

さて、一般参観をするには
まず宮内庁のホームページにて
参観申込みをする必要があります。

申込ページはコチラ

ネットで簡単に申込めるんですが、
もし不明な点等があれば
コチラをご参照下さい。

申し込み後すぐに参観許可通知を
入手することが出来ます。

桔梗門 皇居一般参観 the Imperial Palace (62)

申込んだ指定日時の10分前までに
オンライン上でプリントアウトした
参観許可通知書を持参の上
この皇居桔梗門前に集合します。

係員の方が集合場所にいますので
順番に参観許可通知書を渡して
あとは係員の指示を待ちます。

桔梗門 皇居一般参観 the Imperial Palace (2)

参加者の数がある程度まとまると
いよいよ係員の方について
桔梗門の高麗門へと進んでいきます。

内桜田門渡櫓 桔梗門 皇居一般参観 the Imperial Palace (3)

一つ目の高麗門をくぐると
今度は内桜田門渡櫓へ。

因みに内桜田門は桔梗門の別名です。

窓明館 皇居一般参観 the Imperial Palace (4)

内桜田門渡櫓をくぐると
すぐ近くにある窓明館という名の
建物の待合室に案内されます。

入口付近にロッカーがあるので
バッグ等の荷物はここで預けます。

そして、残りの参加者が
到着するのをしばらく待ちます。

それにしても
皇居内とは思えないほど質素で
ちょっとびっくりするかもです。

窓明館内の売店 皇居一般参観 the Imperial Palace (6)

待合室の隣りには
主に菊の御紋の入ったお土産物が
販売されているこれまたかなり
質素な売店が併設されてまして
待ち時間の間に買い物も出来ます。

窓明館 地図 皇居一般参観 the Imperial Palace (5)

そして、約80名の参加者が揃うと
係員から10分ほど説明を受けて、
いよいよ宮殿のあるほうへ
全員で列を組んで向かいます。

the Imperial Palace

コチラの石垣は先ほどの
内桜田門渡櫓伝いの石垣ですが、
石垣のところどころに
薩摩島津氏の家紋
丸に十の字が彫られています。

薩摩・島津家の家紋 皇居一般参観 the Imperial Palace (7)

つまり、桔梗門脇の石垣は
島津家が作ったということです。

皇居一般参観 the Imperial Palace (8)

そして、
再び列をなして進んでいくと、
今度は目の前にこれが!

加藤清正公 富士見櫓 皇居一般参観 the Imperial Palace (10)

富士見櫓(ふじみやぐら)

この富士見櫓は
名古屋城でも縁の深い加藤清正公が
もともと建造したそうですが、

1657年に起きた明暦の大火で
江戸城天守閣ともども焼失し、
天守閣は再建されなかったものの
1659年にこの富士見櫓だけが
再建され貴重な遺構として
今も当時の姿が現存されています。

皇居一般参観 the Imperial Palace (11)

因みにこんな感じで
説明を受けています(笑)

宮内庁 皇居一般参観 the Imperial Palace (12)

そして、次に宮内庁の庁舎。

坂下門 皇居一般参観 the Imperial Palace (13)

宮内庁の庁舎を過ぎると
左側に坂下門が見えてきます。

皇居一般参観 the Imperial Palace (14)

ちょっとした坂を登ると、、、

長和殿ベランダ 皇居一般参観 the Imperial Palace (17)

新年の一般参賀などで
皇族の方々が手をお振りになる
長和殿ベランダの前の東庭へ。

長和殿ベランダ 皇居一般参観 the Imperial Palace (19)

長和殿は南北163mもの長さがあり、
北から南へ順に、北溜、北の間、
石橋(しゃっきょう)の間、
春秋の間、松風の間、波の間、
南溜といった7つの部屋があります。

因みに一般参賀の際に
皇族の方々は長和殿ベランダの
中央部に立たれるのですが、

過去に昭和天皇がパチンコ玉で
狙われる事件が発生したことから
参賀の際だけ防弾ガラスの囲いが
特別に設置されるようです。

宮殿 皇居一般参観 the Imperial Palace (18)

長和殿の表玄関。

玄関の向こう側に
かすかに正殿が見えるのですが、
今年は5月と10月の2回
宮殿内部を特別参観できるそうです。

宮中晩餐会が開かれる「豊明殿」、
もちろんこの「長和殿」を含め
宮殿の中で最も格式が高く、
天皇即位の儀式や総理大臣の
親任式行われる「正殿松の間」
などが見学できるそうです。

高倍率の抽選は必至ですね。

皇居一般参観 the Imperial Palace (20)

皇居一般参観 the Imperial Palace (21)

そして、次に向かったのは・・・

正門鉄橋(旧・二重橋) 皇居一般参観 the Imperial Palace (22)

正門鉄橋(旧・二重橋) 皇居一般参観 the Imperial Palace (23)

正門鉄橋(せいもんてつばし)デス。

二重橋 皇居一般参観 the Imperial Palace (56)

皇居外苑から見た正門鉄橋デス。

二重橋 皇居一般参観 the Imperial Palace (54)

さて、正門鉄橋と言えば
手前にある正門石橋と合わせた
皇居のシンボルとも言える
「二重橋」としての
皇居外苑からの眺めのほうが
圧倒的に有名なんですが、

正門鉄橋(旧・二重橋)から見る正門石橋 皇居一般参観 the Imperial Palace (24)

実は「二重橋」の本当の由来は
正門鉄橋と正門石橋の2つの橋が
重なって見えるから「二重橋」と
呼ばれていたわけでなく

遡ること江戸時代には
手前の正門石橋は「西丸大手橋」、
奥の正門鉄橋は「西丸下乗橋」と
呼ばれていたそうで

正門鉄橋の西丸下乗橋のほうが
もともと橋桁が上下二階建てに
架けられていたんで、「二重橋」
と呼ばれるようになったそうです。

正門鉄橋(旧・二重橋)から見た丸の内 皇居一般参観 the Imperial Palace (30)

正門鉄橋から見る丸の内方面。

正門鉄橋(旧・二重橋) 皇居一般参観 the Imperial Palace (25)

さて、この正門鉄橋で
Uターンをして復路につきます。

正門鉄橋と伏見櫓・十四間多聞 皇居一般参観 the Imperial Palace (29)

Uターンをした正門鉄橋の左側には
京都の伏見城から移築したとされる
伏見櫓と十四間多聞の美しい姿を
間近で見ることができます。

実は伏見櫓の北西(吹上側)には
十六間多聞櫓も残っているのですが、
残念ながら見ることは出来ません。

さて、長くなりましたので、
ここでいったん休憩を(滝汗)

人生初めての皇居一般参観、
その申込方法と訪問記録(2/2)

続きます。

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