簡素ゆえの美しさとは?

GISELe (ジゼル) 2017年 09月号

GISELe 9月号カバーより


“GISELe”と言えば
ボクのようなオッサンには
ほとんど関わり合いのない
アラサー女子向けの
ファッション誌なんだけど

冒頭画像の表紙ように
ファッション誌には珍しく
煽り立てるような言葉が
乱雑にゴチャゴチャと
並んでないのが特徴的デス。

そう言えば
敬愛する小池一夫先生が
以前こんなこと書かれてました。

そこには、「馬鹿のシンプル」さがあるだけである。シンプルには二種類あり、「豊穣たる知識や教養を極めて辿り着くシンプル」と、はじめから何も内包しない「馬鹿ゆえのシンプル」がある。前者が日本の書院造や数寄屋造などの簡素な美しさであり、後者が今流行りのコルビジェもどきである。

小池一夫 (@koikekazuo) 2013年1月25日

シンプルも奥が深いのデス。

 

□□□ 東雲乃呟 □□□□□□□□□□

さて、日本のファッション
ECサイトを観察してみると
ZOZOやユニクロをはじめ
PCのトップページデザインが
やたらゴチャゴチャしていると
思いませんか?

ZARAやH&Mに比べても
相当に複雑怪奇なデザインで
とてもファッションECとは
思えない雰囲気デス。

でも、ZOZOにしても
ユニクロや無印良品にしても
すこぶる売れてるんですよね。

一瞬になるかもしれないけど
ZOZOの株式時価総額は
1兆円をついに超えましたし。

奇々怪々なデザインでも
難なく受け入れられる日本人
とても他人事のようだけど
なんかとても頼もしいデス。

もちろん嫌味ですけどね(笑)